日本のダブルス、前回大会に続き3種目ともメダルなるか ダブルスの見どころを紹介<世界卓球2019> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:豪OPの森薗政崇(左)・大島祐哉/撮影:AAP Image・アフロ

大会報道 日本のダブルス、前回大会に続き3種目ともメダルなるか ダブルスの見どころを紹介<世界卓球2019>

2019.04.20

文:ラリーズ編集部

<2019世界卓球選手権大会(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>

2年に1度の大舞台。いよいよ、世界卓球選手権ブダペスト大会が開幕する。東京五輪前最後の世界選手権個人戦となる。開幕に先立ってダブルス各種目の見どころを紹介する。

男子ダブルス

男子ダブルスは日本勢として、4大会連続での表彰台がかかる。日本からは2組が出場。森薗政崇(4月世界ランキング45位・24歳・岡山リベッツ)/大島祐哉(同25位・25歳・木下グループ)と張本智和(同4位・15歳・木下グループ)/木造勇人(同313位・19歳・愛知工業大学)だ。

森薗/大島ペアは前回大会銀メダル。決勝で中国ペアに敗れて優勝を逃した彼らは、第1シードとして臨む今大会でリベンジを狙う。一方の張本/木造は今年の全日本チャンピオンで、勢いのある若いペア。ブダペストでの奮闘に期待だ。

最大のライバルはやはり中国ペアだろう。ともにシングルス代表でもある林高遠(同3位・24歳)/梁靖崑 (同9位・22歳)とベテランと若手が組む馬龍(同11位・30歳)/王楚欽(同92位・18歳)の2組が中国代表だ。

他国では、前回大会3位の李尚洙(同6位・28歳・韓国)/鄭栄植(同22位・27歳・韓国)や、3月のカタールOPで優勝した黄鎮廷 (同14位・27歳・中国香港)/何鈞傑(同79位・22歳・中国香港)ら実力のあるペアが揃う。

女子ダブルス

女子ダブルスの日本代表は伊藤美誠(同7位・18歳・スターツ)/早田ひな(同34位・18歳・日本生命)と佐藤瞳(同13位・21歳・ミキハウス)/橋本帆乃香(同26位・20歳・ミキハウス)の2組。

全日本選手権で2連覇を果たした伊藤/早田は実力十分。第1シードとして臨むブダペストは、前回大会の銅メダルを超える成績を目指す。一方の佐藤/橋本はカットマンペア。ミキハウスでもチームメイトの2人は、息の合った守備で初の表彰台に期待がかかる。

強豪中国からは孫穎莎(同29位・18歳)/王曼イク(同4位・20歳)と朱雨玲 (同2位・24歳)/陳夢(同3位・25歳)の2組が出場する。孫/王は3月のカタールOPで優勝し、ブダペストでは第2シードとして臨む。朱/陳は前回大会銀メダル。同士討ちとなった決勝で接戦の末に敗れた彼女らは、今大会でのリベンジに燃えていることだろう。

ミックスダブルス

日本からは森薗政崇(同45位・24歳・岡山リベッツ)/伊藤美誠(同7位・18歳・スターツ)と吉村真晴(同33位・25歳・名古屋ダイハツ)/石川佳純(同6位・26歳・全農)の2組が出場する。

森薗/伊藤は全日本選手権で2連覇を果たし、国内でいま最も勢いに乗るペアだ。二人ともに今大会は全種目にエントリー。過密日程にはなるが、日本のチャンピオンペアが世界の舞台でもチャンピオンを目指す。一方の吉村/石川は2015年準優勝、2017年優勝と、世界選手権での実績を残してきたペアだ。当初は張本智和が石川と組む予定だったが、張本のけがにより急遽エントリー変更となった。息の合ったプレーで3大会連続のメダルに期待だ。

中国からは、3月のカタールOPで森薗/伊藤に圧勝を収め優勝した許キン(同2位・29歳)/劉詩文(同5位・28歳)と、男女の世界ランク1位が組む樊振東(同1位・22歳)/丁寧(同1位・28歳)が出場する。混合ダブルスでも、他種目同様に中国の厚い壁が立ちはだかる。

前回大会銅メダルで今大会第1シードの黄鎮廷 (同14位・27歳・中国香港)/杜凱琹(同12位・22歳・中国香港)も実績十分だ。前回大会は決勝で接戦の末に敗れた鄭怡静(同8位・27歳・チャイニーズタイペイ)は、今回はペアを変えて若い林イン儒 (同21位・17歳・チャイニーズタイペイ)と組んで臨む。

21日いよいよ開幕

2017年デュッセルドルフ大会ではダブルス全3種目でメダルを獲得した日本。今大会もメダル量産に期待だ。2年に一度のビッグイベントは21日からハンガリー・ブダペストで開幕する。
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