文:ラリーズ編集部
<ITTFファイナル 11月19日~22日 中国・鄭州>
19日、国際卓球連盟(ITTF)主催大会の年間王者を決めるITTFファイナル女子シングルス1回戦で、佐藤瞳(ミキハウス・世界ランキング17位)が王曼昱(ワンマンユ・同5位、中国)にゲームカウント0-4で敗れた。
カットマンの佐藤は、王に対し第1ゲームを先取されるも、第2ゲーム序盤は粘り強い守備でミスを誘い、4-0、10-9とリードする。ところがそこからデュースに追いつかれ14-16でこのゲームを落とすと王が波に乗る。王の長いリーチから繰り出される両ハンドドライブはミスが少なく、佐藤が時折見せるロングサーブや攻撃も王のブロックに跳ね返されてしまう。
佐藤は第2ゲーム以外は主導権を握れず、悔しいストレート負けとなった。
カットマンでは世界ランク最高位の佐藤瞳
佐藤は女子カットマンの中では世界ランキング最高位に位置する。昨年はリオ五輪金メダリストの丁寧(中国・世界ランキング)に2回勝利。中国選手にも恐れられる存在だが、今回対戦した王曼昱には昨年4月の世界選手権でも敗れるなどまだ勝ち星が無く、相性が悪い相手だ。
8強入りを決めた王は、20日に行われる準々決勝でディアス(プエルトルコ)と鄭怡静(中国台北)の勝者と対戦する。
>>佐藤瞳、リオ金・丁寧に金星 8強入り<卓球・グランドファイナル2019>
ITTFファイナル 女子1回戦のスコア
写真:王曼昱(中国)/撮影:ラリーズ編集部
佐藤瞳 0-4 ○王曼昱(中国)
6-11/14-16/5-11/9-11