文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 12月25日(金)>
25日、卓球Tリーグは年内最終戦を迎え、女子2試合が行われた。
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日本生命がKA神奈川とのVM制す 日本ペイントは2連勝
写真:日本ペイントマレッツメンバー/提供:©T.LEAGUE
2位日本生命レッドエルフが首位木下アビエル神奈川を3-2で制し年内最終戦を締めくくった。木原美悠(KA神奈川)の単複2勝により神奈川が勝利に王手をかけていたが、日本生命が逆転勝ち。日本生命は早田ひながビクトリーマッチを含む2勝を挙げ、森さくらが石川佳純に今季初黒星を与えるベストパフォーマンスを発揮した。
また、3位日本ペイントマレッツが4位トップおとめピンポンズ名古屋を3-1で下した。日本ペイントは永尾尭子/馮天薇ペアが今季2勝目の幸先良いスタートを切ると、ヨーロッパチャンピオンズリーグから合流したシャンシャオナとエースの加藤美優が連勝。今季初の2連勝でシーズン前半戦を終えた。名古屋は開幕から11連敗も、ハン・インがカットで粘り、馮天薇を制した。
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女子シーズン前半戦終了 KA神奈川が首位で折り返す
写真:木原美悠(木下アビエル神奈川)/提供:Tリーグ
Tリーグ女子は全42試合のうち前半戦の22試合が終了した。順位は木下アビエル神奈川(勝ち点32)、日本生命レッドエルフ(勝ち点28)、日本ペイントマレッツ(勝ち点9)、トップおとめピンポンズ名古屋(勝ち点3)の順で、2位と3位の差が大きく離れた結果となった。
一方で消化試合数を見ると神奈川と日本生命の12試合に対し、日本ペイントが9試合とやや少ないため、ファイナル(優勝決定戦)出場権の2位以内を狙うチャンスがある。また年内初勝利がおあずけとなった名古屋は、新年どのようなオーダーで白星を狙うか注目したい。
早田がリーグトップの14勝
写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ) /撮影:ラリーズ編集部
個人別では早田ひながシングルス14勝と強さを見せる。シングルス9勝で勝利数2位の木原美悠はサービスエース数がリーグトップの86と、サーブの進化が数字にも現れている。石川佳純は国際大会への出場によりTリーグへの合流が遅れたが、それでも年内7勝を挙げた。最終戦では敗れたものの勝率87.5%と安定感を見せた。
ダブルスでは日本生命の前田/赤江ペアがリーグトップの8勝。神奈川の浜本由惟/長崎美柚ペアも6勝0敗とチームの首位に大きく貢献している。
Tリーグは、全日本選手権後の1月20日から有観客にて再開される予定だ。
Tリーグ12月24日の結果
日本生命レッドエルフ 3-2 木下アビエル神奈川
写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
赤江夏星/前田美優 0-2 〇木原美悠/長﨑美柚
5-11/9-11
〇早田ひな 3-0 木村香純
11-6/11-9/11-6
陳思羽 0-3 〇木原美悠
9-11/10-11/9-11
〇森さくら 3-0 石川佳純
11-8/11-0/11-4
〇早田ひな 1-0 長﨑美柚
11-6
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◯日本ペイントマレッツ 3-1 トップおとめピンポンズ名古屋
写真:馮天薇(右)、永尾尭子ペア(日本ペイントマレッツ)/提供:©T.LEAGUE
◯永尾尭子/馮天薇 2-0 エリザベタ・サマラ/井林茉里奈
11-6/11-7
◯シャン・シャオナ 3-2 リン・イエ
11-3/9-11/11-8/9-11/11-7
〇加藤美優 3-1 エリザベタ・サマラ
11-7/11-6/8-11/11-3
馮天薇 1-3 ◯ハン・イン
11-7/4-11/8-11/2-11
Tリーグ次節 1月20日のカード
写真:張本智和(木下マイスター東京)/提供:©T.LEAGUE
18:30-T.T彩たまvs木下マイスター東京(朝霞市立総合体育館)
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