文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2021-2022シーズン 9月22日 T.T彩たまvs木下マイスター東京 和光市民文化センターサンアゼリア>
卓球ノジマTリーグでは22日、木下マイスター東京がマッチカウント3-2でT.T彩たまを下し、開幕3連勝とした。
今回のT.T彩たまのホームマッチは日本初の劇場開催。舞台に置かれた一台の卓球台で争われる熱戦に514人の観客の視線が注がれた。第1~3マッチが全てフルゲームデュースで、最終ビクトリーマッチにまでもつれる3時間の大熱戦にファンは酔いしれた。
写真:客席からの様子/撮影:槌谷昭人
試合後、木下マイスター東京の渡邊隆司監督代行、第2マッチ、ビクトリーマッチを制してヒーローとなった及川瑞基がそれぞれオンラインで報道陣の取材に答えた。
渡邊監督代行、試合後のコメント
試合を振り返って
激闘で木下マイスター会心の勝利だった。素晴らしい会場、素晴らしいシチュエーションの中での勝利で興奮しています。
相手エースの丹羽に2勝した及川のパフォーマンスについて
写真:水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:槌谷昭人
素晴らしく、冷静にやっていた。水谷のアドバイスも的確で相乗効果があっていいプレーができていた。
松島2点起用の狙い
写真:松島輝空(木下マイスター東京)/撮影:槌谷昭人
今シーズン貴重な戦力の1人として考えている。
外部から見ると2点使いはスゴいと思われるかもしれないが、全然普通のことだと思っている。引き続き対戦相手を見ながら起用していこうと思っている。
好調の大島欠場の理由
休養です。
劇場開催の感想
観客が遠くまでずら〜っと連なっていた。選手も注目を浴びてプレーができ幸せな環境での試合だったと思う。
今季の及川への期待
全日本チャンピオンになった次のシーズンなのでどんどん飛躍して欲しい。
水谷、張本の出場が今のところ無いので、及川に限らず選手それぞれが高い意識で普段から練習しているし、事前準備ができている。チーム全体で頑張っていきたい。
及川瑞基、試合後のコメント
写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:槌谷昭人
試合を振り返って
2番でエースの丹羽さんに勝てて自信になった。特に(1番の)ダブルスが勝ってくれていたので自信をもって戦えた。
5番は出るつもりで準備をしていた。ビクトリー(マッチ)で前回丹羽さんに負けていたので、今日なんとかリベンジしてチームも勝ちたいと思っていたので勝てて良かった。
ビクトリーマッチでの丹羽との再戦について
2番で丹羽さんとやっていたので、サーブ、レシーブはわかっていた。特に気をつけたのはレシーブ。第2マッチで少し弱気だったので強気に行くようにした。
ベンチワークやチームの雰囲気について
写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:槌谷昭人
もともと声を出すのが得意なタイプでは無いが、コーチや仲間が引っ張って応援してくれていて、自分もそれにつられて声が出せている。
劇場での試合について
ドイツ時代でも劇場での試合は経験がなく、楽しみにしていた。コートに立ってプレーもしやすかった。観客の皆さんも拍手などで会場の雰囲気を作って下さったのでアウェーだったが試合がしやすかった。
卓球の注目度が高まる中全日本王者としてどんなプレーをしたいか
自身はTリーグは2シーズン目。五輪で日本選手がたくさんをメダル取ってくれて、卓球が注目されていると思う。
自分は全日本チャンピオンとして少しでも日本の卓球界を盛り上げて行ければと思う。
ラバーの色が10月から変わることについて
ピンクや緑のラバーが出ると聞いている。自分は赤と黒のままプレーする予定だが、新しいアイデアで卓球を見せるのは面白い。
T.T彩たま 2-3 木下マイスター東京
写真:吉田雅己(木下マイスター東京)/撮影:槌谷昭人
上田仁/曽根翔 1-2 松島輝空/田添健汰〇
11-5/8-11/10-12
丹羽孝希 2-3 及川瑞基〇
4-11/8-11/11-8/11-6/10-12
〇上田仁 3-2 吉田雅己
8-11/11-8/6-11/11-6/15-13
〇松平健太 3-1 松島輝空
11-6/11-5/6-11/11-8
丹羽孝希 0-1 及川瑞基〇
9-11
及川瑞基インタビュー(2021年2月公開)
写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:田口沙織