大会報道 【卓球・Tリーグ】TOP名古屋 海外からの強豪3刺客を紹介
2018.08.29
文:ラリーズ編集部
*写真は左から徐孝元(韓国)、エリザベタ・サマラ(ルーマニア)、鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
8月29日、卓球・Tリーグの「TOP名古屋」が選手の契約合意について発表し、以前から発表のあったエリザベタ・サマラ(ルーマニア)含む3選手が正式に加入した。
今回はTOP名古屋に加わった強豪海外3選手の紹介をしていく。10月25日のTリーグ女子の開幕戦で平野美宇、早田ひな擁する日本生命レッドエルフと戦うTOP名古屋とはどのようなチームなのだろうか。
欧州強豪国・ルーマニアの大黒柱、エリザベタ・サマラ
サマラはルーマニア出身で、現在29歳。8月発表の世界ランキングは22位に位置する。左利きのシェークハンド攻撃型の選手で、日本人選手に多い台の近くで速攻を仕掛けるタイプとは違い、ヨーロッパ選手らしい台から離れたダイナミックなラリーを得意とする。サマラは2012年ワールドカップシングルス準優勝、2016年ヨーロッパ選手権シングルスで3位、そして2018年ヨーロッパトップ12で3位という戦績を残すヨーロッパを代表する女子選手であり、現時点ではTOP名古屋の最年長であるため、チームの大黒柱としての役割が期待される。
サマラの卓球・Tリーグ開幕直前インタビュー動画はこちらから
チャイニーズタイペイの主砲、鄭怡静(チェン・イーチン)
鄭怡静は現在26歳で、8月発表の世界ランキングは8位に位置している。女子選手離れした身体能力から繰り出される威力ある両ハンドを武器としており、Tリーグ女子最高峰とも言えるパワーを誇る選手である。
2016年ワールドカップシングルス準優勝、2017年の同大会では3位とシングルスのみならず、2012年ワールドツアー(当時はプロツアー)グランドファイナルダブルス(ペアは日本生命レッドエルフの陳思羽)で準優勝、2017年世界選手権(個人戦)では混合ダブルス(ペアは琉球アスティーダの陳建安)で準優勝などダブルスでの実績も残している。
Tリーグは団体戦形式で、5番試合あるうち、先に3勝を挙げたチームが勝利となるのだが、その1番手がダブルスである。そのため、鄭怡静は試合の行方を左右する“ダブルス力”を担う選手となるのではなかろうか。
韓国の美女エース、徐孝元(セオ・ヒョウオン)
徐孝元は韓国出身で現在31歳。8月発表の世界ランキングは12位に位置しており、粘り強い、鉄壁のカットを武器としている。
実は徐孝元、大舞台で石川佳純と対戦することが多く、2013年の韓国オープンでは石川を破り優勝、2014年ワールドツアーグランドファイナルでは石川に敗れ準優勝、今年開催されたワールドツアープラチナ・ドイツオープン決勝では石川と対戦し女子シングルス準優勝となるなど、因縁の相手とも言えるだろう。
Tリーグ開幕戦のカード
・10月24日(水)
男子:T.T彩たま vs 木下マイスター東京(両国国技館)
・10月25日(木)
女子:TOP名古屋 vs 日本生命レッドエルフ(両国国技館)
・10月26日(金)
男子:岡山リベッツ vs 琉球アスティーダ(武田テバオーシャンアリーナ)
女子:木下アビエル神奈川 vs 日本ペイントマレッツ(立川立飛アリーナ)
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