日本女子第2戦、早田がエジプトのエースを下し快勝【世界卓球2018】 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 日本女子第2戦、早田がエジプトのエースを下し快勝【世界卓球2018】

2018.04.30

文:ラリーズ編集部

<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>

世界卓球2018 日本女子 予選第2戦の結果

日本時間30日午前3時、世界卓球の女子日本代表の予選第2戦が行われた。

伊藤美誠(スターツSC・4月度世界ランク7位)、早田ひな(日本生命・同18位)、石川佳純(全農・同3位)で、伊藤と早田を2点で起用し、早田をエジプトのエース、メシュレフと当てるオーダーで臨んだ。

メシュレフは今年のワールドチームカップで石川から1ゲームをもぎ取った難敵だ。

1戦目に起用された伊藤。相手選手は威力のある両ハンドを持っていたが、伊藤はそれに対して、緩急のあるサーブや、チキータ(ボールの横を捉えて曲がる回転をかけるレシーブ)・逆チキータなど、多様なレシーブで対応し、相手の長所を封じていた。

第3ゲームは8-10と追い詰められたが、相手が嫌がる伸びるロングサーブで追いつき、ストレートで勝利。

2戦目は世界卓球初出場の早田。「みう・みま・ひな」高校3年生トリオの一角だ。
早田は166cmの長身から放たれるダイナミックなフォアハンドが持ち味で、台から離れても強い。第1ゲームから積極的に回り込み、得意のフォアハンドで得点を重ねた。
途中ラリーが強い相手に対して、思い通りの展開が作れずにいたが、YGサーブを駆使してレシーブを崩し、悪い展開を打破した。

3戦目はキャプテンの石川が満を持して登場。相手のボールに合わせてタイミングを図りつつ、高い打点で鋭角にボールを叩き込んでいく。石川はチキータや、台上での威力のあるバックハンドを武器に終始有利に試合を進めた。
第3ゲーム目こそ相手選手の5連続ポイントで9-9と追いつかれたが、強化した鋭い横回転のサーブで2連続ポイントを取り、グループリーグ2連勝目を飾った。

世界卓球2018女子グループB第2戦:日本 3-0 エジプト

伊藤美誠 3-0 アブデル アジズ
11-4/11-6/14-12

早田ひな 3-0 メシュレフ
11-9/11-8/11-6

石川佳純 3-0 エラキー
11-7/11-6/11-9

写真:千葉格/アフロ