卓球男子世界ランキング(2021年第10週)WTT優勝のオフチャロフ、トップ10入り | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld

卓球世界ランキング 卓球男子世界ランキング(2021年第10週)WTT優勝のオフチャロフ、トップ10入り

2021.03.10

文:ラリーズ編集部

国際卓球連盟(ITTF)は9日、2021年第10週の世界ランキングを発表した。2021年より世界ランキングは新方式となり、以前の月1回の更新から毎週火曜日に1回更新される形式に変更されている。3月6日まで行われたWTTコンテンダードーハのポイントが反映された。

日本勢に順位変動なし


写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld

WTTコンテンダードーハには中国選手は参加しておらず、上位4名の中国選手に変動はなし。5位の張本智和(木下グループ)は、ベスト4に入ったが獲得ポイントは140ポイントのため、順位を上げることはできなかった。


写真:林昀儒(チャイニーズタイペイ)/提供:ittfworld

トップ10で変動があったのは、準優勝の19歳・林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)が1つ挙げて世界ランキング6位に。張本とともに10代の若手選手が世界トップ10を維持している。


写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld

また、優勝を果たしたドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)がトップ10に返り咲いた。

男子上位陣のランキングは以下の通り。

男子シングルス世界ランキングトップ10

1 樊振東(中国)  12943
2 許昕(中国)  12082
3 馬龍(中国)  11914
4 林高遠(中国)  9373
5 張本智和(日本) 9233
6 林昀儒(チャイニーズタイペイ)  8785
7 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)  8691
8 マティアス・ファルク(スウェーデン)  8257
9 梁靖崑(中国) 7844
10 ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)  7796
※選手名右の数字はランキングポイント

日本男子シングルス世界ランキング50位以内

5 張本智和(木下グループ) 9233
17 丹羽孝希(スヴェンソン) 6605
18 水谷隼(木下グループ) 6332
35 宇田幸矢(明治大学) 4323
45 神巧也(T.T彩たま) 3822
48 森薗政崇(BOBSON) 3656
※選手名右の数字はランキングポイント

>>卓球女子世界ランキング(2021年第10週) WTT優勝の伊藤美誠、自己最高タイの2位返り咲き

参考:新しい世界ランキング方式

2021年、ITTFは新大会WTTを開始した。現行のワールドツアーやチャレンジシリーズなどの個人戦の大会は、WTT構想のもと、新たな名称、新たな形式の大会に置き換えられた。


写真:各大会優勝時の世界ランキングポイント/作成:ラリーズ編集部

そのため、新しいランキング方式にはグランドスマッシュ、WTTカップファイナル、WTTチャンピオンズ、WTTコンテンダーシリーズの各大会が組み込まれた。世界選手権やワールドカップなどで獲得した世界ランキングポイントは次回開催まで有効となっていたが、今回の規定変更では、有効期間は1年となった。


写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ittfworld

今回、WTTの追加とともに、ランキングの発表タイミングが週1度となった。ITTFの発表によると、選手のエントリーやトーナメント構成にバリエーションを持たせ、選手の順位変動を大きくするとともに、ランキングを通じた盛り上がりを生み出すことでファンを魅了したい、という背景があるようだ。


図:ポイント変動について/提供:ITTF

今回の新方式の世界ランキングは、2020年12月発表の世界ランキングポイントの80%を保持した形で開始されている。この以前までのポイントは、第49週までの6週間ごとに10%ずつ減らされる。今回は第10週のため、前週からポイント減はない。

>>ITTFが狙う「卓球の商業化」 テニスに倣うWTT構想とは