文:ラリーズ編集部
今回は、インターハイで3冠を達成した経験を持つ坪井勇磨を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
坪井勇磨とは?
坪井勇磨は、全国中学校卓球大会で2冠、全国高等学校総合体育大会で3冠を達成した選手です。変幻自在のチキータを武器に、現代の学生の卓球の先駆者とも呼べるプレースタイルで国内外で活躍しています。
坪井勇磨のプロフィール
坪井勇磨(つぼいゆうま)は1997年2月24日生まれの28歳(2025年4月時点)で、埼玉県川越市出身です。
地元の高階西小に入学すると、高校教員で卓球部の顧問をしていた父親の影響で卓球を始めます。その後、全日本ホープスで3位に入賞すると、卓球の名門である青森山田中学に進学します。
写真:坪井勇磨/撮影:ラリーズ編集部
そして2011年になると全国中学校卓球大会では男子団体と男子シングルスで2冠を達成しました。そのまま青森山田高校に進学すると、2014年には全国高等学校総合体育大会で男子学校対抗、男子シングルス、男子ダブルスで3冠を達成しています。
青森山田高校を卒業後は、国立大学である筑波大学に進学。2017年に、全日本学生選抜卓球選手権大会の男子シングルスで優勝、同年にはタイオープンのU21男子シングルスで優勝と、国内外でトップレベルの選手へと成長していきました。
写真:坪井勇磨/撮影:ラリーズ編集部
筑波大学を卒業後は東京アートに所属し、日本リーグを中心にプレーしていました。しかし、東京アートが2022年度をもって休部となると、プロへの挑戦を胸にドイツ・ブンデスリーガに参戦しています。
坪井勇磨のSNS
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第20回NAGANOフェスティバルで卓球界のレジェンドこと水谷さんと講習会させていただきました!!!
会場には1300人の方々が集まってくださり、とても盛り上がりのある楽しいイベントになりました!!
そして、最後の一本は神ラリーでました✨
結果は、、😭@Mizutani__Jun #NAGANOフェスティバル pic.twitter.com/fw5qIFYpui
— 坪井 勇磨 (@T0224Yuma) July 31, 2023
坪井勇磨のプレースタイル
坪井勇磨の戦型は左シェーク裏裏の攻撃型で、サービスと変幻自在のチキータを武器に前陣で戦う選手です。
基本的に前中陣でプレーすることが多く、カウンタープレーが特徴です。また、チキータも回転やスピードなどを自在に操ることで、決め球やカウンターへのつなぎと様々な戦術に適用しています。また、台上ではフォアハンドフリックも強烈で、フリック自体を決め球として使用している場面もよく見られます。
坪井勇磨の使用用具
坪井勇磨はバタフライの契約選手で、ラケットはスーパー アリレート カーボンを搭載したバタフライの特注ラケットで、ラバーはフォア面にバタフライの『ディグニクス09c』、バック面にバタフライの『ディグニクス09c』を使用しているそうです。
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坪井勇磨の世界ランキング
2025年4月時点で、坪井勇磨は世界ランキングを持っていません。2020年以降は国際大会に参加していません。最高ランキングは150位(2017年4月)です。
坪井勇磨の国内大会での主な成績
| 2011年 | 全中 | 男子団体:優勝、男子シングルス:優勝 |
| 2014年 | インターハイ | 男子学校対抗:優勝、男子シングルス:優勝、男子ダブルス:優勝 |
| 2017年 | 全日学選抜 | 男子シングルス:優勝 |
坪井勇磨の国際大会での主な成績
| 2012年 | ベラルーシオープン | U21男子シングルス:ベスト4 |
| 台湾ジュニア&カデットオープン | ジュニア男子ダブルス:準優勝 | |
| 2014年 | オーストラリアオープン | 男子ダブルス:ベスト4 |
| 2017年 | タイオープン | U21男子シングルス:優勝 |
| ブルガリアオープン | U21男子シングルス:ベスト4 |
まとめ
学生時代に節目節目でタイトルを獲得してきた若武者が、国内それからドイツでどのような活躍を見せるのか。今後の彼の活躍に期待がかかります。
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