松平賢二が男子単9年ぶりV 男子複は松山祐季/渡辺裕介が連覇 協和キリンが単複制覇<卓球・全日本社会人選手権> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 松平賢二が男子単9年ぶりV 男子複は松山祐季/渡辺裕介が連覇 協和キリンが単複制覇<卓球・全日本社会人選手権>

2023.10.30

文:ラリーズ編集部

<第57回全日本社会人卓球選手権大会 日時:10月27日~29日 場所:新青森県総合運動公園(マエダアリーナ・青森県)>

10月27日から29日まで、新青森県総合運動公園で第57回全日本社会人卓球選手権大会が開催された。最終日となる29日には、男女シングルスの決勝戦までが行われた。

松平賢二が9年ぶり2度目のV


写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス決勝には、第48回大会王者の松平賢二(協和キリン)と、第52回王者の丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)が登場した。

試合は、第1ゲームからデュースにもつれ込む接戦に。松平が先制して第2ゲームに入ると、再びデュースとなり、丹羽が取り返す。


丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)/撮影:ラリーズ編集部

その後も競り合いとなるが、4-2で松平が2度目の優勝を飾った。

女子シングルス決勝には、ともに初優勝を狙う三村優果(サンリツ)と黒野葵衣(キヤノンメディカル)が登場。準決勝で黒野は前回王者の井絢乃(中国電力ライシス)に勝利、三村も前回準優勝の成本綾海(中国電力ライシス)との接戦を制して決勝に進んでいる。


写真:三村優果(サンリツ/東京)/撮影:ラリーズ編集部

試合は、取って取られて展開となり、フルゲームに。最後は三村が11-6で取り、三村が初優勝をつかみ取った。

松山/渡辺ペアが連覇


写真:松山祐季/渡辺裕介(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルス決勝は、前回王者の渡辺裕介/松山祐季(協和キリン)ペアと、硴塚将人/田原彰悟(協和キリン)ペアによる協和キリン勢の同士討ちとなった。

第4ゲームで渡辺/松山ペアが10-7でチャンピオンシップポイントを握るも、そこから逆転を許し、最終ゲームへ。最終ゲームは後半で渡辺/松山ペアが抜け出し10-8でチャンピオンシップポイントを再び握り、硴塚/田原ペアも1点を返すが、最後は松山のチキータで渡辺/松山ペアが連覇をつかみ取った。

女子ダブルスの決勝には、前回大会王者の成本綾海/井絢乃(中国電力ライシス)ペアと、岩越帆香/東川陽菜(エクセディ)ペアが登場した。

第4ゲームで岩越/東川ペアがリードを広げ、10-6でチャンピオンシップポイントを握るも、成本/井ペアも負けじと追いつきデュースに。そのまま成本/井ペアが逆転して勝負は最終ゲームに。

最終ゲームは岩越/東川ペアが連続得点で大きくリードを広げ、10-1で再びチャンピオンシップポイントを握った。最後は岩越の回り込みながらのフォアハンドドライブが決定打となり初優勝を飾った。

最終成績

男子シングルス

1位 松平賢二(協和キリン)
2位 丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)
3位 渡辺裕介(協和キリン)、小野寺翔平(リコー)

女子シングルス

1位 三村優果(サンリツ)
2位 黒野葵衣(キヤノンメディカル)
3位 井絢乃(中国電力ライシス)、成本綾海(中国電力ライシス)

男子ダブルス

1位 渡辺裕介/松山祐季(協和キリン)
2位 硴塚将人/田原彰悟(協和キリン)
3位 西康洋/川上尚也(日野キングフィッシャーズ)、松下海輝/藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)

女子ダブルス

1位 岩越帆香/東川陽菜(エクセディ)
2位 成本綾海/井絢乃(中国電力ライシス)
3位 三村優果/山﨑唯愛(サンリツ)、清家綾乃/三島日菜之(オークワ)

松平賢二インタビュー(2022年8月公開)

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