文:ラリーズ編集部
今回は、高校生にして世界ランキングトップ50にランクインしている小塩遥菜を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から、世界ランキングを上げる要因にもなっている国際大会での戦績についても触れます。
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このページの目次
小塩遥菜とは?
2019年5月に行われたクロアチアオープンで、同年4月の世界選手権女子ダブルスで活躍した世界ランキング16位(2019年7月時点)の佐藤瞳を中学生ながら破るなどの快進撃を見せた選手です。同年の世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得する活躍を見せました。
現在はTリーグでTOP名古屋に所属しています。
小塩遥菜のプロフィール
小塩遥菜(おじおはるな)は2005年8月3日生まれの19歳(2025年4月時点)で、岐阜県岐阜市出身です。妹は、同じ卓球選手の小塩悠菜です。
小塩は小学6年生の2017年に全日本選手権カデットの部13歳以下女子シングルス準優勝し、頭角を現しました。また、同年の東アジアホープス大会では女子団体と女子シングルスの両方で優勝し、見事2冠を達成しました。
写真:小塩遥菜/撮影:ラリーズ編集部
その後、小塩はより卓球の技術を上げるため、将来オリンピックをはじめとする国際大会で活躍できる有望な中高生を育成するJOCエリートアカデミーに入校しました。2018年の全日本選手権カデット13歳以下女子シングルスでは優勝し、ITTFジュニアサーキットでは複数大会でベスト4以上になるなど好成績を残しています。
2019年には全国中学校卓球大会で優勝、世界ジュニア選手権で準優勝など、様々な大会で好成績を残し、大躍進の一年となりました。
また、2019年には日本ペイントマレッツからTリーグに参戦し、初年度の2019-20シーズンはシングルス2勝9敗と翌2020-2021シーズンも0勝8敗と勝ち星に恵まれませんでしたが、3シーズン目となる2021-2022シーズンには4勝2敗と勝ち越しに成功。プレーオフファイナルにも出場するなど、チームの主力に成長しました。
そして、自身4シーズン目はTOP名古屋へ移籍し、現在(2022年12月現在)でシングルス2勝0敗を記録しています。
シニア世代でも徐々に力をつけてきた小塩は、2022年は国際舞台でも飛躍を遂げます。5月に開催されたWTTフィーダーフリーモントで女子シングルス準優勝に輝くと、続くWTTフィーダーウェストチェスターでは悲願のWTT大会初優勝。以降も、WTTフィーダーブダペスト8、WTTフィーダーオトーチェッツ準優勝、WTTコンテンダーノバゴリツァベスト4と、安定した成績を残し、世界ランキングも大幅にアップさせました。
小塩遥菜のプレースタイル
小塩遥菜の戦型は右シェークバック粒のカット主戦型で、相手選手の強打を粘り強くカットし続け、試合を制します。
しかし、JOCエリートアカデミーに入学したことをきっかけに、世界でパワーがある選手に勝つためには攻撃力が必要だと考え、モデルチェンジに挑戦しています。
小塩遥菜の使用用具
VICTASの契約選手である小塩遥菜は、ラケットはVICTASの『KOJI MATSUSHITA』、ラバーはフォア面にVICTASの『V>15 Extra』、バック面にVICTASの『CURL P1V』を使用しているようです。
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小塩遥菜の世界ランキング
小塩遥菜の世界ランキングは506位(2025年4月時点)で、最高ランキングは41位(2023年6月)です。
小塩遥菜の国内大会での主な戦績
| 2016年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス:ベスト8 |
| 2017年 | 全日本選手権(カデットの部) | 13歳以下女子シングルス:準優勝 |
| 2018年 | 全日本選手権(カデットの部) | 13歳以下女子シングルス:優勝 |
| 全中 | 女子シングルス:準優勝 | |
| 2019年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト32 |
| 2020年 | 全日本選手権 | 女子シングルス:ベスト8、ジュニア女子シングルス:準優勝 |
| 2021年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト16 |
| 2023年 | 全日本選手権 | 女子シングルス:ベスト32、ジュニア女子シングルス:3位 |
| 2024年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:ベスト8(ペア:小塩悠菜) |
小塩遥菜の国際大会での主な戦績
| 2017年 | ITTFジュニアサーキット香港オープン | カデット女子シングルス:優勝 |
| 2018年 | ITTFジュニアサーキットスウェーデンオープン | ジュニア女子シングルス:ベスト4 |
| ITTFジュニアサーキット中国オープン | ジュニア女子シングルス:ベスト4 | |
| ITTFジュニアサーキット香港オープン | ジュニア女子シングルス:ベスト4、カデット女子シングルス:ベスト4 | |
| ITTFジュニアサーキットハンガリーオープン | カデット女子シングルス:準優勝 | |
| 2019年 | ITTFジュニアサーキット香港オープン | ジュニア女子シングルス:優勝 |
| 世界ジュニア選手権 | 女子シングルス:銀メダル | |
| 2021年 | 世界ユース選手権 | U19女子シングルス:銅メダル、U19女子ダブルス:銅メダル、U19女子団体:銅メダル |
| 2022年 | WTTフィーダーフリーモント | 女子シングルス:準優勝 |
| WTTフィーダーウェストチェスター | 女子シングルス:優勝 | |
| WTTフィーダーオトーチェッツ | 女子シングルス:準優勝 | |
| WTTコンテンダーノヴァゴリツァ | 女子シングルス:ベスト4 | |
| 2023年 | WTTコンテンダーザグレブ | 女子シングルス:ベスト8 |
まとめ
国内外の大会で好成績を残し、将来の日本代表入りも期待される小塩遥菜。今後の成長が楽しみな選手です。そんな彼女の活躍に注目です。








