張本智和が元世界王者・張継科と6/1に対戦【卓球・ITTF中国オープン男子2日目の結果】 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球ニュース 張本智和が元世界王者・張継科と6/1に対戦【卓球・ITTF中国オープン男子2日目の結果】

2018.05.31

文:ラリーズ編集部

*写真は2018年アジアカップの張本智和(JOCエリートアカデミー)
<2018年5月29日〜6月3日 ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン (深セン)>

2018年中国オープン 大会2日目の結果

5月29日から開幕したITTFワールドツアー中国オープン、大会2日目のシングルス予選トーナメント2~3回戦に、大島祐哉、吉田雅己、宇田幸矢、森薗政崇、田中佑汰、田添健汰、及川瑞基、柏友貴の8名が登場。大島が決勝トーナメントに駒を進めた。

張本智和と元世界王者・張継科が決勝トーナメントで対戦決定

予選トーナメント2回戦、森薗政崇(5月度世界ランキング52位・FPC)が王楚钦(同137位・中国)にゲームカウント2-4で、上田仁(同23位・シェークハンズ)が梁靖崑(同125位・中国) にゲームカウント0-4で敗北した。

香港オープンではベスト8だった吉村真晴(同25位・名古屋ダイハツ)も予選トーナメント3回戦でロバート・ガルドシュ(同49位・オーストリア)にゲームカウント1-4で敗退した。

日本勢が少なくなってしまった中、孤軍奮闘する大島祐哉(同37位・木下グループ)が何鈞傑(同34位・中国香港)をゲームカウント4-2で下し、水谷、丹羽、張本、松平の待つ決勝トーナメント進出を決めた。何鈞傑は予選トーナメント2回戦で、2013年世界卓球でベスト8の閻安(同105位)に快勝し勢いに乗っていたが、大島が貫禄を見せた。

そしてこの日、元世界王者の張継科(同168位・中国)が予選トーナメントに登場した。先日の香港オープンでは吉村真晴にフルゲームで敗北し、予選トーナメント敗退という結果に終わっていた。

張継科は予選トーナメント3回戦で、アフリカ屈指のプレーヤー、アルナ(22位・ナイジェリア)と激突した。2014年のワールドカップ準々決勝の接戦を彷彿とさせたが今回は張継科が冷静に対応しゲームカウント4-1で勝利し、予選トーナメントを突破した。

元世界王者が順当に勝ち上がる一方で、“台湾の張本”とも言われている17歳の林昀儒(同65位)が予選でジャイアントキリングを起こした。予選トーナメント2回戦で2015年世界卓球準優勝の方博(同32位・中国)をゲームカウント4-1で下すと、ポルトガルのエースの一人であるアポローニャ(同41位)をストレートで圧勝し、見事決勝トーナメント進出を果たした。

林昀儒の決勝トーナメント初戦の相手は中国の絶対王者・馬龍(同6位)だ。世界で注目されている17歳はどこまで勝ち上がることができるのか。

そして“台湾の張本”に注目が集まる一方で、決勝トーナメント初戦で元世界王者・張継科と日本の張本智和(同10位・JOCエリートアカデミー)の対決が実現することになった。張本は今年4月のアジアカップで世界ランク1位の樊振東(中国)を倒していることもあり、打倒中国に期待がかかる。

2018年中国オープン:主な日本選手の結果

男子シングルス予選トーナメント

<2回戦>
森薗政崇 2-4 王楚钦(中国)
8-11/5-11/10-12/12-10/11-6/9-11

上田仁 0-4 梁靖崑(中国)
3-11/5-11/7-11/6-11

吉村真晴 4-3 安宰賢(韓国)
5-11/11-7/11-13/5-11/11-9/11-4/11-8

大島祐哉 4-0 アンドレアス・リベンコ(オーストリア)
11-8/11-5/11-9/11-7

<3回戦>
大島祐哉 4-2 何鈞傑(中国香港)
14-16/11-8/11-7/11-1/6-11/11-4

吉村真晴 1-4 ロバート・ガルドシュ(オーストリア)
8-11/11-4/8-11/7-11/7-11

2018年中国オープン:大会3日目初戦の組み合わせ

男子シングルス

<1回戦>
丹羽孝希 vs ボヤン・トキッチ(スロベニア)

男子ダブルス

<1回戦>
森薗政崇/大島祐哉 vs リアム・ピッチフォード(イングランド)/ルボミール・ピシュテイ(スロバキア)
張本智和/上田仁 vs オビディウ・イオネスク(ルーマニア)/アルヴァロ・ロブレス(スペイン)

ミックスダブルス

<1回戦>
森薗政崇/伊藤美誠 vs ルーウェン・フィルス/ハン・イン(ドイツ)

写真:アフロスポーツ