卓球の基本的な打ち方/フォーム/構え方を紹介|フォア,バック,ツッツキ,ブロックの基本 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球技術・コツ 卓球の基本的な打ち方/フォーム/構え方を紹介|フォア,バック,ツッツキ,ブロックの基本

2023.11.01

文:ラリーズ編集部

卓球を始めてみたけど、ラリーが続かない、打ち方がわからない…。このような悩みを抱える初心者の方も多いだろう。

今回はそんな駆け出しプレーヤーに向けて、卓球の基本的な打ち方を動画付きで解説する。正しい打ち方を覚えることは上達への近道となるので、ぜひ参考にして欲しい。

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すべての技術に共通する基本姿勢・構え方

打ち方の説明に入る前に、まず基本となる構えについて紹介する。足を肩幅程度に開き、少し膝を曲げ、重心を落とす。ラケットを胸のあたりに構え、肩や肘の力は抜いてリラックスする。こうすることで、フットワークや打球の動作をスムーズに行うことができるようになる。

これ以降紹介する打ち方を練習する際も含め、卓球台に向かう際は常にこの姿勢を保つことを意識しよう。

フォアハンドのフォーム・基本姿勢・構え方

まず紹介するのはフォアハンドだ。体に対して、ラケットを持つ手と同じ方向で打球することになる。ラケットを垂直からやや伏せて斜め前に振りながら、体の斜め横のあたりでボールをとらえるイメージだ。ボールに少し前進回転がかかり、やや山なりの軌道で飛んでいくはずだ。

はじめはボールを飛ばしすぎたり落としたりといったミスをしてしまうだろう。その場合はラケットの角度を意識してみよう。オーバーミスをしたらラケットをやや伏せるようにし、逆にネットミスをしたらラケットをやや立ててみるという感じだ。繰り返すうちに適切なラケット角度が見つかり、ボールがうまくコントロールできるようになるだろう。

注意するべき点は、腕だけでスイングしてしまう、いわゆる「手打ち」にならないようにすることだ。腕の力を抜き、腰の回転を使い、体全体で打つように心がけよう。ゆっくりなボールで構わないので、まずは正しいスイングでラリーが続くようにしてみよう。

バックハンドのフォーム・基本姿勢・構え方

続いて紹介するのはバックハンドだ。フォアハンドとは異なり、体の正面で打球することになる。フォアハンドのときと同様にラケットをやや伏せ、体の正面から前に振り出して打球する。ラケットの角度でボールをコントロールする点もフォアハンドと同じだ。

バックハンドは、フォアハンドに比べてスイングのスペースが小さく、体全体を使いにくい。そのため前腕と手首を柔らかく使い、コンパクトなスイングでしっかりとボールを飛ばすことを意識しよう。

うまくボールを捉えられない場合は、体に対してどの位置で打球するかを決め、ゆっくりのスイングでいいので確実に狙った位置で当てるように意識してみよう。スイングがゆっくりでも、しっかりと力を伝えることができればボールを返すことができるはずだ。

ツッツキのフォーム・基本姿勢・構え方

続いてはツッツキだ。これまでの打ち方とは異なり、下回転のボールに対する返球方法となる。

回転に負けてボールを落としてしまわないように、ラケットの面を上に向けて打球する。ボールを捉える位置は通常のフォアハンドやバックハンドと同じだ。大振りにならないように、コンパクトなスイングでしっかりとボールを捉えよう。

下回転のボールは上回転のボールに比べゆっくりなので、しっかり足を動かして体の近くで打球するように意識しよう。

ブロックのフォーム・基本姿勢・構え方

最後に紹介するのはブロックだ。相手のドライブやスマッシュといった強打に対応するための技術である。

ラケット面をやや伏せ、バックスイングをほとんど取らずに飛んでくるボールに対して待ち受けるイメージだ。相手のボールに威力があるので、当てるだけでもボールが勝手に飛んでいくだろう。

ポイントは相手のボールが速いからといって慌ててラケットを出したり、ボールから逃げたりしないようにすることだ。打球位置が体から遠くなってしまうと、相手のボールの威力を抑えきれなくなってしまう。体の近くでしっかりと受け止めるようなイメージでブロックしよう。

まとめ:基本技術こそ丁寧に確実な習得を

今回は基本となる打ち方について紹介してきた。フォアハンドやバックハンドはドライブやスマッシュといった攻撃技術の基礎となるし、ツッツキやブロックは試合でも多く使うことになるだろう。さらなる上達のために、ぜひじっくり取り組んで確実に身につけて欲しい。

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