今回は、ラテンアメリカ予選を突破して東京五輪男子シングルスの出場権を得た、ブライアン・アファナドール(プエルトリコ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
ブライアン・アファナドールとは?
ブライアン・アファナドールは、プエルトリコを代表するトップ選手の1人です。2016年のラテンアメリカ選手権U21男子シングルスの部で優勝を飾ると、その後も国際大会で上位入賞を果たし、東京五輪の男子シングルス出場権も手にしました。
ブライアン・アファナドールのプロフィール
ブライアン・アファナドールは1997年3月6日生まれの26歳(2023年5月時点)で、プエルトリコ出身です。現在はプエルトリコ男子代表として国際大会で活躍しています。
2019年の世界選手権ではリアム・ピッチフォード(イングランド)とフルゲームに及ぶ熱戦を繰り広げたほか、同年のセルビアオープンでは準々決勝で田中佑汰に4-1で勝利してベスト4に輝いています。また、2016年にはラテンアメリカ選手権のU21男子シングルスで優勝を飾ると、2018年にはルクセンブルグオープンの男子シングルスで優勝をつかみ取りました。2021年の東京五輪ラテンアメリカ予選では男子シングルスで予選を抜け、本戦出場の切符を手にしました。
ブライアン・アファナドールのSNS
¡Cumplimos la misión!
Una vez más clasificados a los juegos Panamericanos. Nos vemos en @santiago2023. Mi bandera, la más linda 🇵🇷 pic.twitter.com/1q4eemXYhp— Brian Afanador (@brianafanador) March 25, 2023
ブライアン・アファナドールのプレースタイル
ブライアン・アファナドールは右シェーク裏裏の攻撃型で、強烈な威力を誇るバックハンドドライブが持ち味のプレースタイルです。
レシーブの時にはチキータを多用し、相手が合わせてきたところを威力のあるバックハンドドライブで打ち抜くパターンが多いです。また、ブロックで止められたとしても同じ威力で安定して入れることができるとても質の高いバックハンド技術を持っています。
一方で、フォアハンドで自分から攻撃するパターンは少なく、ラリーの駆け引きの中で打てる場面となった時にしっかりとコースを突いてフォアハンドドライブを打ちます。
ブライアン・アファナドールはドライブのコースをあまり散らさず、ワンコースで何度か打ってから逆をつくという戦術をとることが多いです。相手に先に揺さぶられるデメリットがありますが、ワンコースで打つことでドライブのミスも減り逆を突くときに十分な体勢を作り出すことができます。
ブライアン・アファナドールの使用用具
ブライアン・アファナドールはバタフライの契約選手で、ラケットはバタフライの『ビスカリア』、ラバーは両面にバタフライの『ディグニクス05』を使用しています。
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ブライアン・アファナドールの世界ランキング
ブライアン・アファナドールの世界ランキングは74位(2023年5月時点)で、最高ランキングは60位(2022年3月)です。
2019年からは2桁ランクに上昇し、80-90位台で落ち着いています。
ブライアン・アファナドールの主な成績
2016年 | ベルギーオープン | U21男子シングルス:ベスト4 |
ラテンアメリカ選手権 | 男子ダブルス:銀メダル、U21男子シングルス:優勝 | |
2018年 | パンアメリカン選手権 | 男子ダブルス:銅メダル、混合ダブルス:金メダル |
中央アメリカ&カリブ海ゲームズ | 男子シングルス:ベスト4 | |
ルクセンブルグオープン | 男子シングルス:優勝 | |
2019年 | セルビアオープン | 男子シングルス:ベスト4 |
パラグアイオープン | 混合ダブルス:優勝 | |
2020年 | パンアメリカンカップ | 男子シングルス:第5位 |
2022年 | WTTフィーダーデュッセルドルフⅠ | 男子シングルス:準優勝 |
パンアメリカン選手権 | 男子シングルス:ベスト8 |
まとめ
ラテンアメリカを代表する選手へと成長してきたブライアン・アファナドール。今後の彼の活躍に期待です。