文:ラリーズ編集部
今回は、2022年のインターハイを制し、現在はTリーグの日本生命レッドエルフで活躍する赤江夏星を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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このページの目次
赤江夏星とは?
赤江夏星は、2017年の東京選手権カデットの部で優勝、翌年の全日本カデット14歳以下の部で準優勝とカデットの部においては日本トップレベルの実力を持ちながら、国際大会でもジュニアの部で上位入賞を果たすなど勢いに乗っている選手です。名門の香ヶ丘リベルテ高校に進学し、Tリーグ・日本生命レッドエルフにも加入し自分の実力にさらに磨きをかけています。
写真:赤江夏星/撮影:ハヤシマコ
赤江夏星のプロフィール
赤江夏星(あかえかほ)は2004年7月3日生まれの19歳(2024年1月時点)で、兵庫県出身です。大阪の名門である貝塚第二中学校を卒業し、2020年2月の大阪オープン女子シングルスで優勝した杉田陽南擁する香ヶ丘リベルテ高校に進学しました。
写真:2019年台北ジュニア&カデットオープンの赤江夏星/提供:ittfworld
2019年7月からはTリーグ・日本生命レッドエルフに加入し、2019/2020シーズンに参戦しました。シングルスでは森薗美咲に勝利するほか、前田美優と組んだダブルスでは、李皓晴(リホチン)/蘇慧音(スーワイヤムミニー・中国香港)ペアに勝利するほか、全体でも7割以上の勝率を誇るなど大活躍でした。
写真:赤江夏星/撮影:ラリーズ編集部
2022年には高校3年生で臨んだ最後のインターハイで、四天王寺高校の横井咲桜、大藤沙月を下し、見事シングルス優勝を果たしました。
高校卒業後は、実業団の名門・デンソーに加入し、1年目の前期日本リーグで優勝に貢献しました。
赤江夏星のSNS
赤江夏星のプレースタイル
赤江夏星の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、前陣での強力な両ハンド攻撃が特徴です。特にバックハンドの打ち分けはとても上手で、ラリーにおいて優位に立つことが多いです。
赤江夏星は相手のサーブに対してバックハンドでレシーブすることが多く、バックハンドのツッツキの技術レベルはとても高いです。また、リーチの長さを活かして中陣から力強いドライブを打つことができます。
赤江夏星の使用用具
赤江夏星は、ラケットはバタフライの『インナーフォースZLC』、ラバーはフォア面にバタフライの『ディグニクス09C』、バック面にバタフライの『テナジー05ハード』を使用しているそうです。
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赤江夏星の世界ランキング
赤江夏星の世界ランキングは279位(2024年1月現在)で、最高ランキングは207位(2023年9月)です。
赤江夏星の国内大会での主な成績
2014年 | 全日本選手権(カブの部) | 女子シングルス:ベスト8 |
2017年 | 東京選手権 | カデット女子シングルス:優勝 |
2018年 | 全日本選手権(カデットの部) | 14歳以下女子シングルス:準優勝 |
全中 | 女子シングルス:ベスト8、女子団体:準優勝 | |
2019年 | 全中選抜 | 女子団体:優勝 |
全中 | 女子シングルス:ベスト8、女子団体:準優勝 | |
2021年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト8 |
2022年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト8 |
インターハイ | 女子シングルス:優勝、女子ダブルス:ベスト16 | |
全日本選手権(団体の部) | 女子団体:優勝 |
赤江夏星の国際大会での主な成績
2018年 | アジアジュニア&カデット選手権 | U15女子シングルス:ベスト8 |
ベルギージュニア&カデットオープン | U18女子シングルス:ベスト4、U15女子シングルス:ベスト4 | |
香港ジュニア&カデットオープン | U15女子シングルス:準優勝 | |
2019年 | アジアジュニア&カデット選手権 | U15女子シングルス:準優勝 |
チェコジュニア&カデットオープン | U18女子シングルス:ベスト4、U15女子シングルス:優勝 | |
スウェーデンジュニア&カデットオープン | U18女子シングルス:優勝、U15女子シングルス:優勝 | |
台北ジュニア&カデットオープン | U18女子シングルス:優勝、U15女子シングルス:優勝 | |
インドネシアオープン | 女子シングルス:ベスト4、女子ダブルス:ベスト4 | |
2022年 | WTTユースコンテンダーセネツ | U19女子シングルス:優勝 |
アジアユース選手権 | 女子ダブルス:金メダル | |
世界ユース選手権 | U19女子団体:銅メダル | |
2023年 | WTTフィーダーパナギュリシテ | 女子シングルス:ベスト8 |
まとめ
カデットの部を制覇してきた新星がジュニアの部、一般の部で勝ち上がることができるのか。今後の国内大会と国際大会での彼女の活躍に目が離せません。