今回は、インドを引っ張る実力派のマニカ・バトラ(インド)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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マニカ・バトラとは
マニカ・バトラは、幼い時から卓球に囲まれて生きてきた、インドを引っ張る女子選手です。シェークのバック粒という異質型で、変化と強烈な一発をもつのが彼女の卓球の特徴です。2018年のコモンウェルスゲームズでは、女子シングルスと女子団体で優勝、女子ダブルスで準優勝、混合ダブルスで3位とすべての種目で入賞している実力の持ち主です。
それではマニカ・バトラのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
マニカ・バトラのプロフィール
マニカ・バトラは1995年6月15日生まれの27歳(2023年4月時点)で、インド出身です。4歳から卓球を始め、一旦は勉学に励むも、すぐに卓球に専念するようになりました。
インドの州大会の8歳以下の部で勝利すると、数々のスクールからオファーが来ていました。16歳の時には、五輪に3度出場経験のあるピーター・カールソン氏(スウェーデン)が経営する卓球スクールから奨学生としてオファーを受けていましたが、一度却下し勉学に専念していました。しかし、再び卓球へ集中するようになり、インド代表として活躍するようになりました。
16歳の時にチリオープンU21女子シングルスで準優勝を飾ると、一気に急成長を遂げ、2013年にはブラジルオープン女子シングルスでもベスト4と一般でも勝てる実力となりました。2016年には南アジア選手権で、3種目で優勝、女子シングルスでも準優勝と輝かしい実績を残しています。
2021年の東京五輪アジア予選ではカマル・アチャンタ(インド)との混合ダブルスで予選を勝ち抜き、本戦出場の切符を勝ち取りました。
そんなマニカ・バトラですが、TwitterやInstagramなど数々のSNSでオフショットや大会の様子が投稿されています。こちらにも注目です。
マニカ・バトラのSNS
Really happy to have qualified for Tokyo Olympics in the mixed doubles. Thank you everyone for all the support and motivation.🏓 #Tokyo2020 pic.twitter.com/ABarpXsTqA
— Manika Batra (@manikabatra_TT) March 20, 2021
マニカ・バトラのプレースタイル
マニカ・バトラは右シェーク裏粒の異質攻守型で、バックハンドの粒で相手のボールを浮かせ、フォアハンドやバックハンドを裏ソフトに反転して、ミート打ちで点を取るのが特徴です。
基本的には相手のバック側に粒高で返球して、粒高による変化で相手の打球が甘くなるのを待ちます。相手がループドライブで返してきたときに、バック面を裏ソフトに切り替えてプッシュし、相手のストレートに送ることが得意です。身長が高く手足が長いため、台上技術も得意です。
マニカ・バトラの使用用具
マニカ・バトラは、ラケットはバタフライの『ティモボル ZLC』で、ラバーはフォア面にバタフライの『テナジー05』、バック面にはTIBHARの『Grass D.TecS OX』を使用しているそうです。
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マニカ・バトラの世界ランキング
マニカ・バトラの世界ランキングは40位(2023年4月時点)で、最高ランキングは33位(2023年1月)です。
マニカ・バトラの主な成績
2011年 | チリオープン | U21女子シングルス準優勝 |
2013年 | ブラジルオープン | 女子シングルスベスト4、U21女子シングルス優勝 |
2015年 | コモンウェルス選手権 | 女子シングルスベスト4 |
2016年 | 南アジア選手権 | 女子シングルス準優勝、女子ダブルス優勝、女子団体優勝、混合ダブルス優勝 |
2017年 | スペインオープン | 女子ダブルス準優勝 |
2018年 | コモンウェルスゲームズ | 女子シングルス優勝、女子ダブルス準優勝、女子団体優勝、混合ダブルス3位 |
2019年 | カナダオープン | 女子ダブルスベスト4 |
まとめ
数々の功績を積み上げてきた実力の持ち主が、五輪でも入賞することができるのか。今後の彼女の活躍に期待です。