今回は、姉とともに代表として東京五輪でも活躍が期待される、メラニー・ディアス(プエルトリコ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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このページの目次
メラニー・ディアスとは?
メラニー・ディアスは、幼い時から卓球一家のもとで才能を培ってきた、プエルトリコの選手です。現在は妹のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)とともにプエルトリコ代表として国際大会で活躍しています。姉妹でダブルスを組むこともあり、入賞経験もあります。
シェークのフォア表という特異な戦型を活かして、自分の強みを活かしたプレーを見せることが多いです。中南米地域ではトップクラスの実力をつけてきていますが、まだまだ伸びしろのある選手です。
それではメラニー・ディアスのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
メラニー・ディアスは、1996年5月7日生まれの25歳(2021年5月時点)です。プエルトリコ出身で、妹にアドリアーナ・ディアス、いとこにブライアン・アファナドール(プエルトリコ)という卓球一家のもとに育ちました。
妹のアドリアーナ・ディアスと組んだ女子ダブルスでは、2019年のパラグアイオープンで準優勝に輝いています。また、シングルスでも同大会でポーリーナ・ベガ(チリ)に勝利したほか、パンアメリカンカップ女子団体ではブルーナ・タカハシ(ブラジル)とフルゲームの熱戦の末、3-2で勝利したことがあります。
2021年の東京五輪ラテンアメリカ予選では妹のアドリアーナとともに女子シングルスで勝ち残り、本戦出場の切符をつかみ取りました。
そんなメラニー・ディアスですが、TwitterやInstagramでは卓球から離れ、モデル顔負けのおしゃれな写真が数多く投稿されています。こちらにも目が離せません。
メラニー・ディアスのTwitterはこちら!
hey🖤🤍 pic.twitter.com/ewVogWfzZo
— Melanie Diaz💫 (@MelPrtm) May 23, 2021
メラニー・ディアスのInstagramはこちら!
プレースタイル
メラニー・ディアスは右シェーク表裏の前陣速攻型で、威力のあるバックハンドのドライブと表ソフトのフォアカウンターが特徴の選手です。
バックハンドのドライブは緩急を自在に操ることができるとともにコースの打ち分けも上手です。バックハンドでストレートに返球することが多く、相手のミスを誘います。バックハンドでストレートに送ると、速さと角度で右利きの相手はフォアクロスへボールを送らざるを得なくなります。
フォアにボールを送ると、表ソフトでのカウンターやスマッシュ、ドライブなど様々な球質のボールが飛んできて相手はミスをしやすくなります。メラニー・ディアスはこのフォア表の戦型の特性を十分に理解し、すべての技術をハイレベルに仕上げています。
使用用具
メラニー・ディアスはJOOLAの契約選手で、ラケットがJOOLAの『ロスコフ エモーション』、ラバーはフォア面に表ソフトの『タンゴ ウルトラ』、バック面に裏ソフトの『ライザー 48』を使用しているそうです。
『ロスコフ エモーション』は木材5枚にカーボンを内側に搭載した特殊素材ラケットです。外板にヒノキを使用しスピードを落とすことなく安定感を向上させ、カーボンの特性を活かした弾みとパワーのある攻撃を可能とします。ドイツの代表監督であるロスコフ氏が監修したラケットでもあります。
『タンゴ ウルトラ』は横目の表ソフトでありながら反発力に富んでいるため、攻撃時に回転をかけたり表特有のナックルボールを出せたりと変化をつけることができます。
世界ランキング
メラニー・ディアスの世界ランキングは69位(2021年5月時点)です。2019年6月から2桁ランクに上昇し、60位台で落ち着いています。自身最高ランクは2019年10月の61位です。
国際大会での主な成績
2016年 | ラテンアメリカ選手権 | U21女子シングルス準優勝 |
2019年 | パンアメリカン選手権 | 女子シングルス第5位、女子ダブルスベスト4 |
パラグアイオープン | 女子ダブルス準優勝 | |
2020年 | パンアメリカンカップ | 女子シングルス第5位 |
ポルトガルオープン | 女子ダブルスベスト4 |
まとめ
国際大会でもトップクラスの実力を持つ姉妹として、五輪でも上位に入ることができるのか。今後の彼女の活躍に注目です。また、妹のアドリアーナ・ディアスにも期待です。