ダニエラ・フォンセカの使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ダニエラ・フォンセカ(キューバ)/提供:ITTFAmericas

卓球選手紹介 ダニエラ・フォンセカの使用用具・大会成績・プロフィール

2021.05.25

今回は、混合ダブルスで東京五輪への出場を決めたキューバの新星、ダニエラ・フォンセカ(キューバ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

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ダニエラ・フォンセカとは?

ダニエラ・フォンセカは、キューバ代表の選手で18歳ながら国際大会で活躍する期待の新星です。2018年のカリブ海ジュニア&カデット選手権カデットの部で優勝を果たすと、翌年のカリブ海選手権には一般の部で参戦し優勝、ラテンアメリカ選手権では五輪シングルス代表となったチリの選手に勝利して優勝するなど、急成長を遂げている選手です。

2021年の東京五輪ラテンアメリカ予選では混合ダブルスで優勝し、本戦に出場することが決まっています。サウスポーで、前陣で台に張り付きながらカウンター中心で試合を組み立てるのが彼女の卓球の特徴です。それではダニエラ・フォンセカのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。

プロフィール

ダニエラ・フォンセカは、2002年生まれの18歳(2021年6月時点)です。キューバ出身で、18歳という若さでキューバの代表選手となった新星です。

国際大会は、出場回数は少ないもののそれぞれの大会で上位に入賞したり、他国のトップ選手に勝利したりと一般でも活躍できる資質を兼ね備えています。208年のカリブ海ジュニア&カデット選手権では、カデット女子シングルスで準々決勝から決勝までの3試合すべて同じキューバの選手との同士討ちを制し優勝を飾っています。

2018年のパナマ選手権女子団体ではグイ・リン(ブラジル)に勝利しています。一般の部では2019年のラテンアメリカ選手権女子シングルス決勝で、ポーリーナ・ベガ(チリ)と対戦し、先に2ゲーム取られるも後の4ゲームを取り切って優勝を飾っています。2019年のパンアメリカンゲームズでは、メラニー・ディアス(プエルトリコ)とフルゲームに及ぶ熱戦を繰り広げました。

2021年の東京五輪ラテンアメリカ予選では、ジョージ・カンポス(キューバ)と組んだ混合ダブルスの準々決勝でビクター・イシイ/ブルーナ・タカハシ(ともにブラジル)ペアに4-0で勝利すると、決勝でポーリーナ・ベガ/LAMADRID Juan(チリ)ペアに勝利し、本戦出場権を獲得しました。ダニエラ・フォンセカにとっては初の五輪となります。

プレースタイル

ダニエラ・フォンセカは左シェーク裏裏の攻撃型で、前陣での高速両ハンドが特徴の選手です。

ダニエラ・フォンセカは基本的に前陣で両ハンドをすぐに振ることができる姿勢を作っています。前陣でカウンターや速攻型のプレーを吸う選手は、スタンスを広くとって低い姿勢で構えます。これは、ボールを近くでとらえることができるのと同時に、フットワークの手間を省くことができるようになっています。

前陣で戦う選手にとってフットワークの俊敏性は欠かせないものです。スタンスが広くなければ、動きに余分な手間が加わり遅くなってしまいます。スタンスを広くとることで、フットワークをできるだけ最小限の動きに抑えて素早い動きへとつなげています。代表例としては、男子の木造勇人(愛知工業大)があげられます。

また、フォアハンドは高めに構えることが多く、前陣でのカウンターを得意としていることがうかがえます。フォーム自体はシンプルで、それぞれのボールに合わせて最適なフォームで返球しています。

使用用具

ダニエラ・フォンセカの使用用具については不明です。詳細が分かり次第更新します。

世界ランキング

ダニエラ・フォンセカの世界ランキングは一般の部で290位、ユースの部で86位(2021年6月時点)です。2019年に200位近くランキングを上げてからは200位台で落ち着いています。自身最高ランクは2019年9月の219位です。

国際大会での主な成績

2017年 カリブ海選手権 女子シングルスベスト8
2018年 カリブ海ジュニア&カデット選手権 カデット女子シングルス優勝
2019年 カリブ海選手権 女子シングルス優勝
ラテンアメリカ選手権 女子シングルス優勝

まとめ

カリブ海を制しラテンアメリカでもトップクラスの選手へと成長してきているキューバの新星が、東京五輪でさらなる活躍を見せることができるのか。今後の彼女の活躍に期待です。

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