パトリック・フランチスカの使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:パトリック・フランチスカ(ドイツ)/提供:ittfworld

卓球選手紹介 パトリック・フランチスカの使用用具・大会成績・プロフィール

2019.12.02

文:ラリーズ編集部

2017年の韓国オープンで準優勝すると、2018年のドイツオープンでベスト4、中国オープンダブルス優勝など近年になって頭角を現してきたドイツのパトリック・フランチスカについて紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても紹介します。

ティモ・ボル(ドイツ)やオフチャロフ(ドイツ)などのトップ選手を擁する卓球強豪国ドイツにおいて近年急速に存在感を増してきたフランチスカ。今回は、フランチスカのプロフィールについてみていきましょう。

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フランチスカとは?

ジュニア時代から世界の舞台で活躍してきたパトリック・フランチスカですが、シニアの大会では目立った成績は残せず悔しい時期を過ごしました。しかし、近年になって2017年の韓国オープン準優勝、2018年ドイツオープンでベスト4など輝かしい成績を残し、世界のトップ選手として活躍しています。

現在、ボルやオフチャロフとともに強豪ドイツの主力選手として活躍しているフランチスカのプロフィールを見ていきましょう。

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プロフィール

パトリック・フランチスカは1992年6月11日生まれの27歳(2019年12月現在)のドイツの卓球選手です。近年になって、ワールドツアーで好成績を残し世界ランキングも15位(2019年12月)まで上昇させドイツの主力を担う注目の選手です。

ジュニア時代からワールドツアーに参戦し世界の舞台で戦ってきたフランチスカですが、同じドイツのボルやオフチャロフに比べると目立った成績は残せていませんでした。

しかし、2018年ごろからは安定した成績を残すようになり、2018年11月には自己最高位の世界ランキング13位の位置につきました。これによって名実ともに世界のトップ選手入りを果たしたフランチスカ。

その後、2019年オーストラリアオープンでは当時世界ランキング3位の樊振東(ファンジェンドン・中国)を、ドイツオープンでは当時世界ランキング4位の林高遠(リンガオユエン・中国)を破るなどの大金星を挙げて急速に存在感を増してきています。

2019年に入って日本の丹羽孝希(スヴェンソン)や水谷隼(木下グループ)を破るなど日本人選手にとっても強大なライバルになってきています。

プレースタイル

フランチスカの戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型です。持ち前の大柄な体格と長身から繰り出される強力な両ハンドドライブを武器に戦っています。

フランチスカの最大の武器はその強力な両ハンドドライブです。中陣からでも非常に強力な両ハンドドライブで引き返すことができ、大きなラリーでは中国人選手とも互角以上に戦います。そのためフランチスカのラリーは大きく派手になることが多くて非常に見ごたえがあります。

また、彼の大柄な体格から繰り出されるドライブは一発の威力が強く、トップ選手ですら一撃で打ち抜かれることも多く見られます。

そして、フランチスカの近年の大躍進の最大の要因ともいえるのがカウンターです。前陣に張り付いて速い打点で相手のドライブを強打で返すカウンターですが、フランチスカは両ハンドで強力なカウンターを打つことができます。これによって、ますます高速化する現代卓球において、中陣での大きなラリーと前陣での高速カウンターを使い分けることのできるフランチスカは隙のない選手になりました。

使用用具

フランチスカの使用用具はすべてバタフライの用具で、ラケットは「アポロニアZLC」、フォア面のラバーが「テナジー05」、バック面のラバーが「ディグニクス05」を使用しているようです。

世界ランキング

フランチスカの世界ランキングは、2017年ごろまでは安定せずランキング2桁を彷徨っていましたが、2018年に入ると順調にランキングを上昇させて現在では安定して世界ランキング20位以内に入っています。自己最高位は2018年11月の13位で、2019年12月現在では世界ランキング15位に位置しています。

国際大会での主な戦績

 

2017年 韓国オープン シングルス準優勝
2018年 ドイツオープン シングルスベスト4
2019年 オーストラリアオープン シングルスベスト4

まとめ

最近になって、ワールドツアーで好成績を残し世界のトップ選手にも勝ち始めているフランチスカ。中国人選手や、日本人選手を破るなど、すでに日本人選手の強力なライバルになっています。まもなく開幕するグランドファイナルや来年に控えた東京オリンピックでどのような活躍をしてくれるのか、今後の彼の活躍から目が離せません。

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