文:ラリーズ編集部
フレイタス、アポローニャとともにポルトガルの「三銃士」と呼ばれ、2014年のヨーロッパ選手権団体ではポルトガル代表として見事初優勝を果たしたジョアン・モンテイロ。また、2019年の世界卓球ブダペストではティアゴ・アポローニャとダブルスを組み、銅メダルを獲得したジョアン・モンテイロについて、今回は紹介します。
プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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ジョアン・モンテイロとは?
ジョアン・モンテイロは、ポルトガル出身の長身左腕で、Tリーグ2019-2020シーズン途中から木下マイスター東京に加入したフレイタス、Tリーグ・T.T彩たまでプレー経験のあるアポローニャとともにポルトガルを長年引っ張ってきた選手です。
そんな「三銃士」の1人、ジョアン・モンテイロのプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
ジョアン・モンテイロは、1983年8月29日生まれの36歳(2020年3月時点)です。2016年の世界卓球マレーシア団体戦では、第2試合で当時世界ランキング7位の水谷隼と対戦しました。0-2と追い詰められた状況から、吹っ切れたように思い切りのよいプレーを見せ、大逆転勝利を収めました。
シングルスだけでなく、ステファン・フェゲル(オーストリア)やアポローニャと組んだダブルスでも結果を残しています。2015年のヨーロッパ選手権では、フェゲルとのダブルスで優勝を飾っています。特に2019年の世界卓球ブダペストでは、アポローニャとダブルスを組み、準々決勝でドイツのボル・フランチスカのペアを倒して銅メダルを獲得しました。
またプライベートでは2013年に、同じく卓球選手のダニエラ・ドデアンと結婚しています。ダニエラ・ドデアンはルーマニア代表で、北京五輪からリオデジャネイロ五輪まで、五輪に3大会連続で出場を果たしています。2016年にはドデアンとの混合ダブルスで、ヨーロッパ選手権を制しています。モンテイロのインスタグラムにはドデアンとのツーショットが度々載せられており、仲の良い様子がうかがえます。
プレースタイル
ジョアン・モンテイロの戦型は、左シェーク裏裏の攻撃型です。長身でパワーがあり、ラリーに強いことが特長の選手です。攻撃力があり、ラリーに持ち込んで威力のあるフォアで仕留めることが多いです。中陣・後陣からでもパワーのあるボールを送ることができ、大きなラリーで卓球ファンを魅了しています。
ジョアン・モンテイロと同じくポルトガル代表のマルコス・フレイタスも、長身を活かしたドライブが持ち味の左腕です。安定感があり、Tリーグでも木下マイスター東京の一員として、活躍を見せています。
ジョアン・モンテイロが使うサーブは投げ上げサービスがほとんどで、ショートサーブやロングサーブを出し分けています。レシーブはストップやツッツキがメインですが、フリックやチキータといった攻撃的なレシーブも、時折用います。立ち上げはフォアで行うことが多く、ドライブが入り出すと勢いを止めることができないため、乗せると怖い選手の1人です。
使用用具
使用ラケットは、バタフライの「フレイタスALC」、ラバーはフォア面に「テナジー05ハード」、バック面に「テナジー05」を使用しているようです。
世界ランキング
ジョアン・モンテイロの世界ランキングは80位(2020年3月時点)です。2015年8月には自己最高位の29位を記録しています。2019年5月には200位台まで落ち込みましたが、12月には100位以内にランクを上げ、現在の世界ランキングに至っています。
国際大会での主な戦績
2014年 | ヨーロッパ選手権大会 | 団体優勝 |
2015年 | ヨーロッパ選手権大会 | ダブルス優勝 |
2016年 | ヨーロッパ選手権大会 | 混合ダブルス優勝 |
2019年 | 世界卓球ブダペスト | ダブルス3位 |
まとめ
歳を重ねても「三銃士」の一員として、ポルトガルを引っ張り支え続けるジョアン・モンテイロ。今後もシングルス、ダブルスともに活躍が期待されます。