今回は、世界ランキング上位で安定している、実力派のヤナ・ノスコヴァ(ロシア)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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ヤナ・ノスコヴァとは?
ヤナ・ノスコヴァは、ロシア女子代表として国際大会でも活躍する選手の1人です。中国選手や欧州の強豪たちに勝利した経験があり、世界ランキングも上位で安定しています。2021年の東京五輪シングルス欧州予選では、本戦出場権を獲得しました。
緩急を自在に操るバックハンドで相手のミスを誘う、ヤナ・ノスコヴァのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
ヤナ・ノスコヴァは、1994年2月2日生まれの27歳(2021年5月時点)です。ロシアのモスクワ出身で、現在はロシア代表として国際大会に出場しています。
国際大会では中国の選手や欧州のトップ選手と競ったり、勝ったりする場面が多いです。2018年のカタールオープンでは王藝迪(ワンイーディ・中国)とフルゲームに及ぶ熱戦を繰り広げると、同年のベラルーシオープンでは中国選手に4-3で競り勝ちました。欧州の選手では、ハン・イン(ドイツ)に2018年のヨーロッパ選手権で敗れるも2021年のWTTスターコンテンダードーハでは3-2で勝利し、リベンジを果たしています。
そんなヤナ・ノスコヴァですが、Instagramでは試合のベストショットからプライベートのおしゃれな写真まで数多く投稿されています。こちらにも注目です。
ヤナ・ノスコヴァのInstagramはこちら!
プレースタイル
ヤナ・ノスコヴァは右シェーク裏裏の攻撃型で、バックハンドサービスと緩急をつけたバックハンドドライブが特徴です。
バックハンドでは一撃で振りぬくようなスピードドライブから山なりのループドライブなど自在に打ち分けることが可能で、右利きの相手とのバック対バックで打ち負けることは少ないです。一方でフォアハンドはループ系のドライブが多く、威力よりもコースをついた攻撃を得意としています。
ヤナ・ノスコヴァはバックハンドサービスから試合を組み立てることが多いです。これは、自分の得意なバックハンドの展開に持っていくことが容易になるからと同時に、すぐにバックハンドで打つ体勢を作ることができるという利点があります。反対にフォアハンドに自信のある選手はフォアハンドサービスを多用し、すぐにフォアハンドで打てる体勢を作ることが多いです。
使用用具
ヤナ・ノスコヴァはBUTTERFLYと契約していて、ラケットは『水谷隼 スーパーZLC』、ラバーは両面に『テナジー05』を使用しているそうです。
『水谷隼 スーパーZLC』は、BUTTERFLYの契約選手モデルの人気作の1つです。水谷隼(木下グループ)のような、オールラウンダーに適しているラケットです。また、ラバーでは「ディグニクス」シリーズを使用する選手が増えてきていますが、「テナジー」シリーズも根強い人気を誇っています。
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世界ランキング
ヤナ・ノスコヴァの世界ランキングは59位(2021年5月時点)です。2018年の後半以降50位から60位台で安定しています。自身最高ランクは2019年9月の52位です。カデットやジュニアの時にはそれぞれの世界ランキングで1桁になったこともあります。
国際大会での主な成績
2012年 | カタールオープン | U21女子シングルスベスト4 |
2013年 | ヨーロッパ選手権 | 女子団体第3位 |
スペインオープン | U21女子シングルス準優勝 | |
エジプトオープン | U21女子シングルス準優勝 | |
チェコオープン | U21女子シングルスベスト4 | |
2014年 | クロアチアオープン | U21女子シングルス準優勝 |
2015年 | ヨーロッパ選手権 | 女子団体第3位 |
ベルギーオープン | 女子シングルスベスト4 | |
2017年 | ヨーロッパ選手権 | 女子団体第3位 |
2018年 | ヨーロッパ選手権 | 女子ダブルス準優勝 |
2019年 | ナイジェリアオープン | 女子シングルス優勝、女子ダブルス優勝 |
オマーンオープン | 女子ダブルスベスト4 |
まとめ
欧州を代表する女子選手になりつつある彼女が、東京五輪の地で上位に進むことができるのか。今後の彼女の活躍に目が離せません。