ルーウェン・フィルスの使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ルーウェン・フィルス(ドイツ)/提供:WTT

卓球選手紹介 ルーウェン・フィルスの使用用具・大会成績・プロフィール

2023.04.01

文:ラリーズ編集部

今回は、ドイツの守護神にして、超攻撃型カットマンのルーウェン・フィルス(ドイツ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

ルーウェン・フィルスとは

ルーウェン・フィルスは、2009年からU21の部で国際大会上位入賞を果たすなど徐々に頭角を現してきた選手です。一般の部でもドイツ代表として活躍し、団体戦の主力メンバーの一人としてチームの勝利に貢献しています。

ルーウェン・フィルスのプロフィール

ルーウェン・フィルスは1988年2月14日生まれの35歳(2023年4月時点)で、ドイツ出身です。現在はドイツ・ブンデスリーガのフルダ・マーバーツェルに所属しています。2019/2020シーズンも参戦し、勝ち星をあげています。

また、ドイツ代表としても国際大会の出場経験も多く、世界選手権の団体戦でもその強さを示し“ドイツの守護神”と呼ばれることもあります。2018年の世界選手権では中国に次ぐ準優勝という好成績に貢献しています。

ルーウェン・フィルスのSNS

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ルーウェン・フィルスのプレースタイル

ルーウェン・フィルスの戦型は右シェーク裏粒のカットマンで、コートのどこからでも返球可能なバックハンドレシーブと、フォアハンドの徹底したカーブロングとドライブが特徴です。

ヨーロッパのカットマンには、フォアハンドではカットせずに、カットと同じ打球点から相手の球威をそのまま返すカーブロングや、ドライブに徹底する選手もいます。ルーウェン・フィルスやパナギオティス・ギオニス(ギリシャ)がその代表例として挙げられます。

このスタイルにすることで、フォアハンドの攻撃とバックハンドカットの両方を際立たせることができます。相手はフォアに打てば上回転または横回転が、バックに打てば下回転や無回転が返ってくることで、ドライブを打つ際の微妙な力加減によるミスが増えてきます。

ルーウェン・フィルスはこのような技術を駆使して相手のミスを誘うことが得意です。また、バックハンドでも前陣のブロックやドライブができるため、“超攻撃型カットマン”とも呼ばれることもあります。

ルーウェン・フィルスの使用用具

ルーウェン・フィルスはバタフライの契約選手で、ラケットは特注の合板で、ラバーはフォア面にバタフライの『テナジー05ハード』、バック面にバタフライの『フェイントロング3』を使用しています。

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ルーウェン・フィルスの世界ランキング

ルーウェン・フィルスの世界ランキングは26位(2023年4月時点)で、最高ランキングは18位(2018年1月)です。

ルーウェン・フィルスのの主な成績

2009年 ドイツオープン U21男子シングルス:優勝
2017年 ハンガリーオープン 男子シングルス:ベスト4、男子ダブルス:ベスト4
インドオープン 男子ダブルス:準優勝
オーストリアオープン 男子ダブルス:準優勝
2018年 チェコオープン 男子ダブルス:ベスト4
ヨーロッパ選手権 男子ダブルス:銅メダル、混合ダブルス:金メダル
世界選手権ハルムスタッド大会 男子団体:銀メダル
2019年 タイオープン 男子シングルス:優勝、男子ダブルス:優勝
2021年 世界選手権ヒューストン大会 男子シングルス:ベスト16
WTTスターコンテンダードーハ 男子シングルス:準優勝
ヨーロッパ選手権 混合ダブルス:金メダル
2022年 WTTコンテンダーアルマトイ 男子シングルス:優勝
2023年 WTTチャンピオンズ新郷 男子シングルス:ベスト8

まとめ

カットと攻撃を織り交ぜるオールラウンダーが、ドイツ代表の一人として国際大会でタイトル獲得なるか。今後の彼の活躍に期待です。
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