張瑞(ジャンルイ)の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張瑞(ジャンルイ・中国)/提供:WTT

卓球選手紹介 張瑞(ジャンルイ)の使用用具・大会成績・プロフィール

2023.11.10

文:ラリーズ編集部

今回は、ここ数年で一気に力をつけていった中国の中堅選手・張瑞(ジャンルイ・中国)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても詳しく紹介します。

張瑞とは

張瑞は、若手選手の活躍が著しい昨今の卓球界において、20代後半を過ぎてから台頭してきた遅咲きの卓球選手です。

これまでは孫穎莎(スンイーシャ)や王曼昱(ワンマンユ)らの陰に隠れることが多かったものの、現在は世界ランキングも10位台まで上げており、中国代表のトップ争いに割って入ることが期待されています。

張瑞のプロフィール

張瑞(ジャンルイ)は1997年1月23日生まれの26歳(2023年11月時点)で、中国の湖北省出身です。

2016年の全中国選手権女子シングルス準決勝では、当時世界ランキング4位の朱雨玲(ジュユリン・中国)に敗れはしたものの、19歳にして3位入賞を果たして大きな注目を集めました。

ジュニア時代から国際大会にも出場していた張瑞は、2017年のオーストリアオープンとスウェーデンオープンのU21女子シングルスで優勝を飾り、着実に結果を残していきます。翌2018年にはチェコオープンの女子ダブルスで優勝、ブルガリアオープンとスウェーデンオープンの女子ダブルスで準優勝を果たすなど、着実にステップアップを遂げていました。

しかし、2019年の大会では目立った成績を残すことができず、翌2020年からは新型コロナウイルスの影響で国際大会が軒並み中止に。卓球選手にとっては伸び盛りの20代前半の期間は、張瑞にとって不遇の時期となってしまいます。

それでも、着実に力を蓄えていた張瑞は、国際大会への復帰戦となった2022年のWTTコンテンダーマスカットで女子ダブルス優勝を飾り、同年のWTTコンテンダードーハでは女子シングルス準優勝、WTTコンテンダーチュニスでは優勝。その才能を一気に開花させました。

2023年もシングルス、ダブルスともに好成績を残しており、一時は世界ランキングを8位まで上げるなど、その勢いは留まることを知りません。

張瑞のプレースタイル

張瑞の戦型は右シェーク裏表速攻型です。

張瑞の使用用具

張瑞は、ラバーにニッタクの『モリストSP』を使用しています。

張瑞の世界ランキング

張瑞の世界ランキングは16位(2023年11月時点)で、最高ランキングは8位(2023年4月)です。

張瑞の主な戦績

2017年 オーストリアオープン U21女子シングルス:優勝
スウェーデンオープン U21女子シングルス:優勝
2018年 ブルガリアオープン 女子ダブルス:準優勝
チェコオープン 女子ダブルス:優勝
スウェーデンオープン 女子ダブルス:準優勝
2019年 ユニバーシアード 女子シングルス:銀メダル
2022年 WTTコンテンダーマスカット 女子ダブルス:優勝
WTTコンテンダードーハ 女子シングルス:準優勝
WTTコンテンダーチュニス 女子シングルス:優勝
2023年 WTTコンテンダードーハ 女子シングルス:準優勝、女子ダブルス:優勝
WTTフィーダードーハ 女子ダブルス:準優勝
WTTコンテンダーダーバン 女子シングルス:ベスト4、女子ダブルス:優勝
WTTシンガポールスマッシュ 女子シングルス:ベスト4

まとめ

中国代表争いにも絡んでいくことが期待されている張瑞。今後の彼女の活躍からも、目が離せません。

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