室内競技・卓球が「雨に悩まされる」理由とは | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:湿気は天敵/提供:写真AC

卓球プレーヤー向け 室内競技・卓球が「雨に悩まされる」理由とは

2020.01.08 文:ラリーズ編集部

テニスのような屋外スポーツは雨の影響を受けやすい。19世紀に雨天のためテニスができなくなった際、室内で打ち合ったのが卓球の始まり、とも言われている。日本代表の快進撃で歓喜に沸いたラグビーワールドカップも、一部試合が台風19号による大雨で中止となり引き分け扱いとなった。プロ野球でも雨天による試合中止がしばしば見られる。

一方で体育館などの屋内でプレーする卓球には、一見雨による影響はないようにも見える。厳密には雨による直接的な影響はない。ただ雨によって生じる「湿気」が卓球のプレーに大きく影響する

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トップ選手も影響を受ける“湿気”という天敵

極めて繊細な用具を使う卓球競技は、湿気による影響をもろに受ける。空気中の水分がラバーの表面に付着し、特にドライブ技術ではボールがラバーの表面で滑り、回転がかかりづらくなってしまう。

湿気の影響を受けるのは、トップ選手も例外ではない。張本智和(木下グループ)は、T2ダイヤモンド2019シンガポール大会で丹羽孝希との準々決勝後「会場の湿気が多くて、チキータができなかったのが苦しかった」と東南アジアの湿度の高い気候に苦労したことを明かした。


写真:T2ダイヤモンド2019シンガポールでの張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

同じくT2ダイヤモンド2019シンガポールに出場した中国・林高遠(リンガオユエン)は大会中ネットミスをするたび、しきりに自身のフォア面のラバーを気にしていた。

シンガポールは熱帯気候に属しており、年間通して気温・湿度が高くなる傾向がある。さらに大会中シンガポールでは、しばしば雨が降っており、湿度が高まっていた。

湿気は卓球にとって天敵となっており、日本でも梅雨の時期の練習や試合で苦労するプレーヤーも多いのではないだろうか。

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“雨ニモマケズ” 湿気対策


写真:水谷隼(写真はグランドファイナル)/撮影:ラリーズ編集部

卓球の天敵とも言える湿気だが、対策を講じることが可能だ。

卓球プレーヤーは、食品の保管時によく使用される乾燥剤をラケットケースに入れるなどして工夫している。

また、タオルで卓球台を拭いている選手を見たことはないだろうか。実はこの行動も埃や台の汗などの湿気を払っており、対策の一つなのだ。

この対策は、卓球台表面に付いた小さな水滴を取り除き、台を弾んだボールに水滴が付着すること、ボールを経由してラバーに水滴が付着することを防ぐ効果がある。卓球競技においてタオルは、汗を拭くだけでなく、湿気対策として使用されることも多いのだ。

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卓球の奥深さ

室内競技にも拘らず雨の影響を受けるという点は、他のスポーツには見られない卓球の特殊性と言えるだろう。

湿気に大きな影響を受けることは非常に厄介な点とも言えるが、そこは卓球という競技の個性。卓球は、繊細で、難しい部分がおもしろさでもあり、魅力でもある。

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男子ランキング
2020.09.21
世界
日本
1
樊振東(中国)
17915 pt
2
許キン(中国)
17260 pt
3
馬龍 (中国)
15525 pt
1
張本智和(日本)
13245 pt
2
丹羽孝希(日本)
9570 pt
3
水谷隼(日本)
9045 pt
女子ランキング
2020.09.21
世界
日本
1
陳夢 (中国)
17915 pt
2
伊藤美誠(日本)
15440 pt
3
孫穎莎 (中国)
15165 pt
1
伊藤美誠(日本)
15440 pt
2
石川佳純(日本)
11100 pt
3
平野美宇(日本)
10815 pt