卓球・スリースター球とは?ボールの特徴と各メーカーのオススメを紹介 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 卓球・スリースター球とは?ボールの特徴と各メーカーのオススメを紹介

2020.12.02

卓球を行う上で、ラケットやラバー、卓球台と同様に必要不可欠なものがあります。それは「ボール」です。卓球のボールは、狭いコート、小さな用具を使用することを想定し、独自のサイズ感となっています。今回は、ボールに着目し、中でも高品質とされるスリースター球について紹介していきます。

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ボールの直径やサイズ

卓球のボールの直径は40mmです。2000年までは、それよりも小さい直径38mmのボールが公式試合でも使用されていましたが、サーブの取りにくさやボールの速さ等の問題により、2000年のルール改正でボールのサイズが40mmに変更となりました。

これにより、プレーヤーからすればレシーブがしやすくなったり、ラリーが続いたりというメリットが生じます。そして、プレーヤー以外の観客の目線から見ても、はっきりとボールが見えるようになりラリーを見て楽しめるという利点がありました。

また、卓球には硬式と、やや大きなボールを使用するラージボールという種目があります。硬式が40mmであるのに対し、ラージボールで使用されているのは44mmのボールです。ラージボールではネットの高さや使用ラバーの種類に制限があるため、硬式用のボールではラリーが続きません。そこで、回転がかかりにくい大きなボールを使用し、ラリー重視の競技となっています。

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セルロイドからプラスチックへ

ボールの大きさもルール改正で変わりましたが、近年新たなルール改正によってボールの材質も変わりました。

これまで、卓球のボールには「セルロイド」という天然素材が使用されていました。しかし、燃えやすさや割れやすさといった耐久性の低さや、素材の供給不足、試合スピードの速さといった問題が生じたため、2014年のルール改正によって「プラスチック」を使用したボールに変わりました。

プラスチックボールに変わってから多かった反応としては、ラリーが続く、回転がかけにくい、といったものでした。これらの反応を受けて各メーカーは、回転がかけやすく、プラスチックボールでも威力が出るラバーの製作に取り掛かりました。

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練習球とスリースター球との違い

私たちが使用する卓球のボールには階級が存在するのはご存じでしょうか。ボールの製造で完全な球体を作り続けるのは難しく、精度がバラバラであるため、ボールに階級をつけ、完全な球体に近いものを試合で使用します。これが、「スリースター球」と呼ばれるもので、公式球とも言われます。

このほか、ツースターやワンスター、無印のものがあり、一番多く作られているのが無印のものです。これは練習球として使用されている所が多いです。では、スリースター球と無印の球で具体的に何が違うのか、見ていきましょう。

サイズと重量が整っている

公式球の基準として、直径40mm、重量2.7gというのがあります。この基準をクリアしているのがスリースター球であり、公式球として使用することができます。対して無印の練習球では、ボールの形や重量が基準に当てはまらないため公式試合で使用することはできません。

打つ時に球がそろう

スリースター球はサイズと重量、そして形が整っているため、ボールが回転したときに軸が定まり、一定の軌道を描くことができます。しかし練習球では、特に形が完全な球体とはわずかながらに異なるため、ラリーの際にボールがブレるという事がまれにあります。

トップ選手は試合前に選球しますが、この時にボールに回転をかけて軸が定まっているかどうかを確認しています。そして納得のいくボールを使用しています。

高品質で割れにくい

スリースター球は、その品質の高さから通常の練習球よりも割れにくくなっています。練習球ではつなぎ目がもろいものも多く、使用者の打球のインパクトや回転の強さによって割れてしまうものも多いです。

『スリースターボールR40+』(BUTTERFLY)

特徴

これまで発売されていたプラスチックボールに比べて、高品質で球体に近く、割れにくいといった特徴があります。2019年の世界選手権でも公式使用球として使用されていました。

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『VP40+ 3スター 3個入』(VICTAS)

特徴

TSPで愛されていたプラスチック3スターの品質管理や製造技術を参考に、これまで以上の品質を目指して作られました。サードシーズンを迎えたTリーグの公式使用球としても採用されています。

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『プラ3スタープレミアム 3個入』(Nittaku)

特徴

3スターボールの中で唯一の日本国産のボールです。こちらも国際卓球連盟や日本卓球協会の公認球で、公式試合でよく使われるボールの1つです。

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『プラ3スターボールAB40+』(ヤサカ)

特徴

公式認定されたスリースター球で、コストパフォーマンスが高い製品です。耐久性も高く、高品質です。

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『DHS-D プラ3スター』(紅双喜)

特徴

中国で人気の紅双喜が製作した国際卓球連盟公認のスリースター球です。多くの国際大会で使用され、その回転のかけやすさと品質の良さに定評があります。

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まとめ

公式球としてその品質の良さを押しているのがスリースター球ですが、各メーカーによって打球感は異なり選手との相性によってもボールの良し悪しが出てきます。今後卓球の試合を見るときは、使用されているボールにも着目してみましょう。

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