コルベルは、木材5枚合板の卓球ラケットの一つで、多くのプレーヤーに長く愛され続けている卓球ラケットです。果たして「コルベル」にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
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卓球ラケット、コルベルとは?
コルベルとは、タマス社のバタフライというブランドによる卓球ラケットの一つです。
木材5枚合板の代名詞ともいわれ、1995年に発売されて以来、すでに20年近く経っていますが、いまだに人気商品となっています。このことからも、多数のプレーヤーに愛されてきたロングセラーモデルであることがわかります。
攻守のバランスに優れており、レベルを問わずあらゆる選手に向いている可能性のあるラケットです。
攻撃用シェークで、メーカー基準によると、スペックは反発特性10.6、振動特性8.2、ブレード構成5枚合板、ブレードサイズ158×152mm(レギュラー)、ブレード厚 5.9mm、グリップサイズは長さ×厚×エンド幅で100×24×34mm、平均重量96gの日本製ラケットとなっています。
コルベルの特徴
ロングセラーならではの優れた特徴を持つコルベルには、どのような特徴があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
●木材5枚合板ならではの安心感
コルベルは木材のラケットです。近年は特殊素材のラケットも台頭している中ですが、コルベルは木材の5枚合板であることから自然なしなりがあるなど、打球に安心感があるといわれています。これもロングセラーの由縁といえるのかもしれません。
●柔らかい打球感と扱いやすさ
特有のソフトな打球感も特徴といわれます。ラケットにボールが当たる感覚が手に響き、分かることから、どのくらいの力で打球したら、どのくらいの飛距離を出すことができるのか、をコントロールしやすく扱いやすいところも特徴です。そのことから、初心者の上達が早くなるためにも、多くの指導者に勧められているラケットです。
●基本的にラバーは何でも合う
コルベルとのラバー相性については、基本的にどのようなものでも相性はいいといわれています。ただ、もともと重量があるということもあり、重さのあるラバーと組み合わせると、かなりの重みが出てしまう傾向があります。重いラバーと組み合わせる際は、重みをうまく活用できる筋力のあるプレーヤーに限られるでしょう。
>>コルベルと相性抜群のラバー「ロゼナ」の紹介
>>コルベルに近いミズノ「フォルティウスFT」の紹介
コルベルに向いているプレーヤー
では、このコルベルに向いているのはどんなプレーヤーなのでしょうか? 早速見ていきましょう。
●初級から上級までプレーヤーを選ばない
コルベルの特徴は、とにかくプレーヤーを選ばないところがあります。数ある5枚合板ラケットの中でもかなり使いやすいといわれます。ドライブやスマッシュなどをはじめとし、どんな技術もやりやすく、初心者から上級プレーヤーまで幅広く使える万能ラケットといえます。
●カットマンにも使われる
オールラウンドであるがゆえに、もちろんプロ選手にも使用されています。中でもドライブやスマッシュなどの攻撃を下回転で相手に返すカット主戦型の「カットマン」でも使えるといわれます。ブレードサイズはカット用のラケットよりも小さいですが、攻撃的なスタイルのカットマンを目指す場合は検討の余地があります。
まとめ
コルベルは、持ち前の木材感により、幅広いプレーヤーに使われているロングセラー卓球ラケットです。その扱いやすさゆえに、初心者はもちろんのこと、上級プレーヤーから選手まで幅広く推奨されています。ラケットは今、さまざまに進化を遂げていますが、その中でも、安心感のある木材のスタンダードなラケットとして、基本に立ち返る際などに試してみてはいかがでしょう。