弦楽器製法の卓球ラケット バイオリンが生み出す打球感とスピードの秘密とは? | 卓球専門WEBメディア「Rallys(ラリーズ)」
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2018.08.09

弦楽器製法の卓球ラケット バイオリンが生み出す打球感とスピードの秘密とは?

写真はニッタク社の「バイオリン」

ニッタク社のラケット「バイオリン」は、弦楽器製法という特殊な製法で作られており、独特の“しなり”を生み出し、スピードがある球を打ち出せる卓球ラケットです。その「バイオリン」にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

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バイオリンとは?

バイオリンとは、ニッタク社から発売されているシェークハンドの攻撃用の卓球ラケットです。

5枚合板で、ニッタク社基準においてスピードはミッドスロー、打球感はソフトというスペックになっています。そしてその製法は「弦楽器製法」と名付けられたものです。

弦楽器製法により、独特な“しなり”と共に、インパクト時の反発力の高さ、ボールをつかんで弾く独特な打球感といった特長があると謳われています。

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バイオリンの特徴

独特の製法から個性のある卓球ラケットの性能が引き出されているバイオリン。その特徴を詳しく見ていきましょう。

●弦楽器シリーズの一つ
ニッタク社では、この弦楽器製法で作られた卓球ラケットが他にもあります。この弦楽器製法とは、弦楽器の接着方法である、接着剤を木材の奥深くまで浸透させる手法をラケットの合板製造技術に取り入れたものです。これにより、従来のラケットにはない独特の「芯があるような感覚」を持たせています。

●独特の“しなり”が生み出す打球感とスピード
バイオリンは弦楽器製法により、広いスイートエリアと心地よい打球感を実現したとされています。スイートエリアとは、その卓球ラケットのブレードの中でも、よく弾み、良い感覚で打球できる場所のことです。バイオリンは打ちやすい範囲が広いということになります。またその弦楽器製法は、独特な“しなり”を生み出し、さらにインパクトがある打球を打つときの反発力が高く、ボールをつかんで弾く独特な打球感が得られるといわれています。

●バイオリンシリーズの豊富なラインナップ
バイオリンは、他にも「バイオリン」と名がつく複数の卓球ラケットがあります。バイオリンカーボンインナーは、バイオリンのしなりを活かしたやわらかい打球感が特徴で、バイオリンカーボンは、バイオリンのしなりをスピードアップさせたもの、バイオリン Jは軽量コンパクトモデル、バイオリン P-Hは角型ペン反転モデル、バイオリン R-Hは角丸型ペン反転モデル、バイオリン Cは中国式ペンモデルです。

●コントロールしやすい
バイオリンはその5枚合板ならではの性能から、コントロールしやすいと複数のレビューで評価があります。例えば、フォアで打ったときの勢いに関するコントロールがしやすいといったことがいわれています。コースも狙いやすく、短いボールも長いボールも簡単にコントロールしやすいといわれます。

●弾みにくい
バイオリンは、複数のレビューで弾みが強くないという評価があります。無駄に弾まない感じがよいという声も多いです。その分、自分のさじ加減でコントロールできるというメリットがあるようです。

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バイオリンに向いているプレーヤー

バイオリンは、どのようなプレーヤーに向いているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

●万人におすすめ
初心者から中級、上級、プロ選手まで、使うプレーヤーを選ばないのがバイオリンの特徴です。その理由はコントロールのしやすさと共に、しなりある心地良い打球感にあるといわれています。実際トップ選手にも、中学生の初心者プレーヤーにも幅広く使用されています。

●ドライブマンにもカットマンにも使えるという声も
個人差があるため一概には言えませんが、ドライブマンにもカットマンにも向いているというレビューの声もあります。実際にはカット用にブレードサイズが大きくなったビオンセロという姉妹製品もあるため、カットマンはそちらを使う方が多いようです。

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バイオリンと粘着ラバーの相性

最近は、バイオリンに粘着ラバーを組み合わせて使うという中級プレーヤーが多いようです。バイオリンのしなりと、粘着ラバーの回転性能がうまく噛み合うと、強力なスピンの攻撃が生まれるようです。ただし、相当なパワーが無いとスピードのあるボールが打てないようで、自身の筋力や技術レベルと相談が必要です。

まとめ

バイオリンは、弦楽器製法という特殊製法で作られた、“しなり”を特徴に持つ、優れた卓球ラケットの一つです。使うプレーヤーを選ばないことから、試打をしてみて自分に合っているかどうか確かめる価値がありそうです。

文:ラリーズ編集部

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