ニッタク社のラバー『モリストSP』は、テンション系表ソフトです。2018・2019年全日本選手権3冠の伊藤美誠選手も使用しています。ロングセラーであるこの『モリストSP』には、どのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
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このページの目次
『モリストSP』とは？
『モリストSP』はニッタクのテンション系表ソフトラバーです。ロングセラーとなっているラバーで、ニッタク公式サイトでは「超多才な表ソフト」と謳われています。直線弾道のスピードボールと共に、自然な変化のナックルボールが出易いラバーです。
また、2018年10月には『モリストSP AX』というラバーもニッタクから発売しており、こちらはスピードとスピンが『モリストSP』より少し上回っています。
『モリストSP』の特徴
『モリストSP』には具体的にどのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。
特徴①：シャープな球質のスピードボール
『モリストSP』の特徴1つ目は、シャープな球質のスピードボールです。
『モリストSP』は、初速のスピードに長けているラバーです。表ソフトラバーは球離れが速く、スピードが出やすいため、速いラリーで勝負するタイプのプレーヤーに向いています。表ソフトは、裏ソフトと比べて回転量が少ないものの、相手の回転の影響も受けにくいというメリットがあります。『モリストSP』はテンションスポンジを採用している事から、他の表ソフトラバーに比べよりスピード性能に優れています。
特徴②：自然な変化のナックルボール
『モリストSP』の特徴2つ目は、自然な変化のナックルボールです。
『モリストSP』は回転力重視の表ソフトラバーに比べ、ナックルボールを出しやすくなっています。しかし、変化重視の表ソフトラバーよりは粒が大きく間隔も狭い事から、回転性能も備えています。
特徴③：スピード・ナックル・回転のバランス
『モリストSP』の特徴3つ目は、スピード・ナックル・回転のバランスです。
『モリストSP』はスピードとナックルが特徴のラバーですが、回転性能も十二分に備えています。回転力重視の表ソフトはナックルが出しづらく、対して変化重視の表ソフトは回転をかけにくいのですが、『モリストSP』は絶妙な粒形状、配置から両方の特性を持っています。
『モリストSP』に向いているプレーヤー
『モリストSP』は以下のようなプレーヤーに向いています。
プレーヤー①：表ソフトにトータルバランスを求める選手
『モリストSP』に向いているプレーヤー1人目は、表ソフトにトータルバランスを求める選手です。
『モリストSP』は表ソフトながらトータルバランスの良さに定評があります。そのオールラウンド性から、自身の特徴をよく理解した中級プレーヤー以上に向いています。
プレーヤー②：フォアよりバックを多用する選手
『モリストSP』に向いているプレーヤー1人目は、フォアよりバックを多用する選手です。
回転が掛かり易いとはいえ、裏ソフトラバーや回転力重視の表ソフトラバーに比べると直線弾道になり、回転性能も劣ります。よって打球点が下がり易いフォア面より、身体の正面で捉えるバック面で使用した方がより安定したプレーが可能になります。
まとめ：『モリストSP』で勝てる卓球を実現しよう
『モリストSP』は、“超多才”なテンション系表ソフトラバーとして、各所で評価を受けているラバーです。有名選手も実際に使用していることも、おすすめできるラバーに選ばれる理由の一つといえそうです。
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