写真:鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ/トップおとめピンポンズ名古屋)の卓球ギア/提供:本人
卓球用具紹介 鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ/TOP名古屋)の用具紹介|俺の卓球ギア#99
2021.03.07
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第99回となる今回は、実業団、Tリーグともに活躍する鈴木李茄(すずきりか・昭和電工マテリアルズ/トップおとめピンポンズ名古屋)の卓球ギアを紹介する。
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鈴木李茄の卓球ギア
写真:鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ/トップおとめピンポンズ名古屋)の卓球ギア/提供:本人
戦型
左シェーク裏裏攻撃型
ラケット
インナーフォースレイヤーALC(FL・バタフライ)
ラバー
フォア:ディグニクス05(特厚・バタフライ)
バック:テナジー19(特厚・バタフライ)
ユニフォーム
昭和電工マテリアルズのユニフォーム
こだわりのもの
ダッフィー、シェリーメイのゼッケンピン
チューブ
※ギアは2021年3月時点のもの
Tリーグで3シーズン戦った感想
写真:鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋) /撮影:ラリーズ編集部
現在、実業団の昭和電工マテリアルズに所属する鈴木は、Tリーグのトップおとめピンポンズ名古屋でも3シーズンプレーした。
ここまでの3シーズンを鈴木はこう振り返る。
「最初は海外選手がたくさんいる中で出させてもらうのは、自分自身ありがたいなと思ってた。レベルが高い中で緊張もあったんですけど、サードシーズンになってTリーグの場にも慣れてきてた。高いレベルの中で戦えてることに、すごく感謝しています」。
写真:鈴木李茄/撮影:田口沙織
特にセカンドシーズンでは、サウスポーの特徴を活かし、ダブルスで8勝5敗と勝ち越し。シーズンベストペア賞を梁夏銀(ヤンハウン)とともに受賞した。「普段組むようなことがない選手と組んで、勝てたのは自信につながった。海外選手と組ませてもらって、楽しかったです」と笑顔を見せる。
韓国選手の梁夏銀とのコミュニケーションについては「知ってる限りの英語と韓国語と日本語で(笑)。サービスだったら『めっちゃショート!』みたいな感じです。試合前は通訳さんを交えて作戦会議をして、試合のときは深い戦術は話し合えないんで、単語単語ですね」と教えてくれた。
写真:セカンドシーズンベストペア賞を受賞した鈴木李茄・梁夏銀ペア/撮影:ラリーズ編集部
トップ名古屋のチーム全体として海外の選手とも仲が良いようで、「今はコロナ禍で外食できないんですけど、ファーストシーズンやセカンドシーズンはみんなでご飯に行っていた。特に海外選手は焼肉が大好きで、焼肉焼肉!って感じで、胃がもたれる(笑)。みんな明るくて、和気あいあいとして楽しいです」と振り返った。
写真:鈴木李茄/撮影:田口沙織
テナジー19を使用する鈴木李茄の卓球ギア
バタフライ契約選手の鈴木は「全ての技術が全体的にやりやすい。バランスが良くてとても使いやすい」とラケットはインナーフォースレイヤーALCを使用している。
写真:Tリーグではダブルス7勝9敗の成績を残した鈴木李茄(写真のペアは井林茉里奈) /撮影:ラリーズ編集部
ラバーに関しては、フォアにディグニクス05、バックにテナジー19を使う。
フォアのディグニクス05については「初めて打ったとき、ボールの飛距離や威力が出ると感じました。それで回転もかかって、カウンターなどの技術もしやすいので信頼して使っています」と使用理由を明かした。
写真:鈴木李茄/撮影:田口沙織
バックには2021年3月1日に一般発売されたテナジー19を使用する。
「以前はディグニクス80を使っていました。コロナ禍で試合がないときに、もう少し硬いラバーで自分から打ったときに落ちないラバーを探していたところ、テナジー19を勧めてもらいました。ブロックなどの技術や、攻めて打つときも自分にしっくりきた。ディグニクス80より硬いディグニクス05も試しましたが、バック面では自分にはなかなか難しく、ディグニクス80と05の間くらいの感覚でいいなと思ったテナジー19を採用しています」。
写真:鈴木李茄(写真左)と安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)/提供:©T.LEAGUE
最後に鈴木は、欠かせない愛用品として、チューブとゼッケンピンを掲げた。「今はトレーニングや体のケアをとても大事に思っているので、チューブでトレーニングやストレッチを行っています」。
また、ゼッケンピンは2021年2月にプロ転向を果たした安藤みなみの母から貰ったものだという。「安藤選手のお母さんから貰って、試合でいつもつけています。とても可愛いので気に入っています」と一種のゲン担ぎとして、ともに戦っている。
「最近はほんとに卓球が好きなんだなって思います」とインタビューで語っていた鈴木。来季以降、どのような戦いを見せてくれるのか楽しみだ。
鈴木李茄インタビュー
写真:鈴木李茄/撮影:田口沙織