卓球用具紹介 [PR] 【卓球】アン・ジェヒョン TMX iを徹底解説! 世界で初の3種混合素材を使用したXIOMの超攻撃ギア
2022.12.15
これまで「ヴェガ」シリーズや「オメガ」シリーズで、幅広い層から人気となったXIOM(エクシオン)から、パワープレーヤーをうならせるラケットが登場しました。それが、『アン・ジェヒョン TMX i』です。
今回は、『アン・ジェヒョン TMX i』を徹底分析し、韓国の若き主力を虜にしたラケットの性能はどのようなものか、どのような選手に適しているのかを見ていきましょう。
このページの目次
『アン・ジェヒョン TMX i』とは?
『アン・ジェヒョン TMX i』は、2022年の春にXIOM(エクシオン)から発売された特殊素材入りのラケットです。XIOM(エクシオン)と言えば、ラバーでも威力抜群の「オメガⅦ」シリーズや新たな人気作となりつつある「ジキル&ハイド」シリーズを中心に、どの層にも刺さるラバーのヒットメーカーです。
ラバーの中では人気の高いシリーズを打ち出し続けてきているXIOM(エクシオン)ですが、近年はラケットでもウーゴ・カルデラノ(ブラジル)モデルの『ウーゴ ハイパーアクシリウム』や鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)監修の「アイスクリーム」シリーズといった契約選手モデルを筆頭に人気を集めています。
写真:アン・ジェヒョン(韓国)/提供:ITTFWorld
『アン・ジェヒョン TMX i』は、2019年の世界選手権で張本智和(IMG)を破るなどの活躍で男子シングルス3位に輝いた安宰賢(アンジェヒョン・韓国)のモデルラケットです。ここからは、ラリーの安定感と質の高いボールを打ち続ける安宰賢の相棒、『アン・ジェヒョン TMX i』の特徴について詳しく見ていきましょう。
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『アン・ジェヒョン TMX i』の重量・厚さ
ラケット重量
『アン・ジェヒョン TMX i』のラケットの重量は88g前後です。XIOMの契約選手モデルの中では最も重い部類で、他メーカーではBUTTERFLYの『張本智和 インナーフォース SUPER ZLC』やVICTASの『KOKI NIWA』と同じ重量です。
特殊素材入りのラケットの中でも比較的重い部類に入るラケットで、振った時に威力が出やすくなっています。
ブレードの厚さ
『アン・ジェヒョン TMX i』のブレードの厚さは5.9mmです。契約選手モデルの中では重量と同様に最も厚い部類には入りますが、一般的なラケットのブレードの厚さから見れば標準的な部類です。
ラケットのブレードの厚さによってラケットのしなりが変わり操作性に影響が出ますが、『アン・ジェヒョン TMX i』はバランスの取れたブレードの厚さであると言えます。
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『アン・ジェヒョン TMX i』の特徴
世界初の3種混合素材「トライメトリックス」
『アン・ジェヒョン TMX i』は特殊素材をインナーに配置したラケットですが、その特殊素材こそが世界で初めてXIOMがラケットに搭載した「トライメトリックス」です。
「トライメトリックス」とは、アクシリウム・ゼフィリウム・カーボンと3種の素材を1枚に組み合わせた特殊素材です。通常、特殊素材を複数搭載することはラケットの性能にまで影響が出ます。どのメーカーでも2種類の素材を組み合わせたラケットを製造することはできましたが、3種類は難しいとされていました。
アクシリウムのしなやかさ、ゼフィリウムの打球感、そしてカーボンの反発の全てを活かすために木材との相性までこだわって作り上げられたのが、『アン・ジェヒョン TMX i』です。
インナーらしさを残しつつ強打では豹変
先述の通り『アン・ジェヒョン TMX i』はインナーカーボンラケットです。軽打の時には木材合板ラケットのようにボールを掴んで持ち上げてくれる安定感を感じることができます。
しかし、強打時には新素材「トライメトリックス」によって一気に威力の高いボールを放つようになります。ブレード自体も厚い部類ではないので、しなりを活かして回転をかけつつ、「トライメトリックス」でスピードを乗せた打球を可能とします。
重さが与える一球一球の重み
『アン・ジェヒョン TMX i』はインナータイプのラケットの中でも重い部類に入ります。そのため、振り切った時には回転とスピードが高次元で合わさった重い球を相手コートに放つことができます。
重量があるため攻撃時のみならず、ブロックやカウンターでも相手の球威に負けずに返球できるメリットがあります。
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『アン・ジェヒョン TMX i』に向いているプレーヤー
ではどのような選手に『アン・ジェヒョン TMX i』が適しているのかを見ていきましょう。
常に強打を狙えるオールラウンダー
安宰賢のように前陣から後陣までどの領域にいても強打を仕掛けることができるオールラウンダーはまさに、『アン・ジェヒョン TMX i』を扱うのに最適な選手です。軽打になったとしても木材の球持ちを活かした癖のある打球を放つことができます。
前陣でブロックカウンターを軸に戦う選手
『アン・ジェヒョン TMX i』は重みがあるラケットです。相手の打球に押されないメリットを活かして、前陣でブロックやカウンターを軸に、自分からも3球目攻撃で仕掛けられる選手には『アン・ジェヒョン TMX i』を活かすことができます。
インナーカーボンラケットで威力を求める選手
『アン・ジェヒョン TMX i』はインナーカーボンラケットでありながらも、「トライメトリックス」やラケット自体の重さで強打時には回転もかかってスピードもトップクラスのボールが放たれます。
これまでインナーカーボンラケットを使用していて、安定感はそのままで威力を求めている選手には『アン・ジェヒョン TMX i』がおすすめです。
>>【卓球】オメガⅦ アジアの性能を徹底レビュー! プレーヤーが性能を引き出すXIOMの上級者向けラバー
まとめ:『アン・ジェヒョン TMX i』で勝てる卓球を実現しよう
いかがでしたでしょうか。世界初の素材を載せた『アン・ジェヒョン TMX i』を一度使用して、これまで味わったことのない感覚と威力のあるボールを見てみませんか。