文:ラリーズ編集部
卓球界には多くのプロリーグやプロツアーが開催されている。その中でも最もレベルの高い大会の一つに世界選手権がある。今回は、世界卓球選手権大会の男子団体・シングルス・ダブルスと混合ダブルスの1990年以降の歴代優勝をまとめた。
団体の部
男子団体は現在、中国が9連覇中と圧倒的な強さを見せている。1990年代以降で見れば、14回中11回中国が優勝、残りの3回はスウェーデンが優勝している。
日本男子は、2008年大会で銅メダルを獲得して以降、安定して好成績を残してきている。2018年大会ではメダルを逃したものの、2016年大会では決勝に進出している。
団体の部・歴代優勝一覧
開催年 | 優勝国 |
1991年 | スウェーデン |
1993年 | スウェーデン |
1995年 | 中国 |
1997年 | 中国 |
2000年 | スウェーデン |
2001年 | 中国 |
2004年 | 中国 |
2006年 | 中国 |
2008年 | 中国 |
2010年 | 中国 |
2012年 | 中国 |
2014年 | 中国 |
2016年 | 中国 |
2018年 | 中国 |
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個人の部
シングルスの部でも中国選手が圧倒的な強さを見せている。最近は同一選手が連覇する傾向があり、現在は馬龍(マロン・中国)が3連覇している。
男子シングルスでは40年間メダルから遠ざかっている日本だが、近年はメダル争いに絡んできている。特に2019年に開催された前回大会では、準々決勝で丹羽孝希が梁靖崑(リャンジンクン・中国)にフルゲームの末に惜敗とメダルにあと一歩のところまできている。
ダブルスの部でも中国選手の優勝数が圧倒的ではあるが、日本選手も大いに活躍している。
男子ダブルスでは2009年大会で水谷隼/岸川聖也が銅メダルを獲得して以降、多くのメダルを獲得している。2017年大会では、森薗政崇/大島祐哉ペアが決勝まで勝ち進み銀メダルを獲得している。
混合ダブルスでは、2011年大会で岸川聖也/福原愛ペアが銅メダルを獲得。吉村真晴/石川佳純ペアが直近の3大会で決勝進出、2017年大会では日本勢48年ぶりの金メダルを獲得している。
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個人の部・歴代優勝者一覧
シングルス
開催年 | 男子シングルス |
1991年 | パーソン(スウェーデン) |
1993年 | ガシアン(フランス) |
1995年 | 孔令輝(中国) |
1997年 | ワルドナー(スウェーデン) |
1999年 | 劉国梁(中国) |
2001年 | 王励勤(中国) |
2003年 | シュラーガー(オーストリア) |
2005年 | 王励勤(中国) |
2007年 | 王励勤(中国) |
2009年 | 王皓(中国) |
2011年 | 張継科(中国) |
2013年 | 張継科(中国) |
2015年 | 馬龍(中国) |
2017年 | 馬龍(中国) |
2019年 | 馬龍(中国) |
ダブルス
開催年 | 男子ダブルス | 混合ダブルス |
1991年 | カールソン/フォン・シェーレ(スウェーデン) | 王涛/劉偉(中国) |
1993年 | 王涛/呂林(中国) | 王涛/劉偉(中国) |
1995年 | 王涛/呂林(中国) | 王涛/劉偉(中国) |
1997年 | 孔令輝/劉国梁(中国) | 劉国梁/鄔娜(中国) |
1999年 | 孔令輝/劉国梁(中国) | 馬琳/張瑩瑩(中国) |
2001年 | 王励勤/閻森(中国) | 秦志戩/楊影(中国) |
2003年 | 王励勤/閻森(中国) | 馬琳/王楠(中国) |
2005年 | 孔令輝/王皓(中国) | 王励勤/郭躍(中国) |
2007年 | 馬琳/陳玘(中国) | 王励勤/郭躍(中国) |
2009年 | 王皓/陳玘(中国) | 李平/曹臻(中国) |
2011年 | 馬龍/許昕(中国) | 張超/曹臻(中国) |
2013年 | 陳建安/荘智淵(台湾) | キム・ヒョクボン/キム・ジュン(北朝鮮) |
2015年 | 許昕/張継科(中国) | 許昕(中国)/梁夏銀(韓国) |
2017年 | 樊振東/許昕(中国) | 吉村真晴/石川佳純(日本) |
2019年 | 馬龍/王楚欽(中国) | 許昕/劉詩雯(中国) |