卓球の全国大会を一挙紹介 小中学生から社会人の大会まで | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:Rallys/提供:フリー素材

卓球プレーヤー向け 卓球の全国大会を一挙紹介 小中学生から社会人の大会まで

2020.08.02

全日本選手権を筆頭に、国内大会には卓球ファンを楽しませてくれる大会が多くあります。今回はそんな全国大会のうち、主な13の大会を紹介していきます。

>>【永久保存版・平成振り返り】日本の卓球界が右肩上がりに躍進 平成21年〜31年

全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)

ホープス、カブ、バンビの部に分かれて、小学生以下の選手が全国のトップを目指して戦いを繰り広げる大会です。ホープスは小学6年生以下、カブは小学4年生以下、バンビは小学2年生以下の部となっています。男女ホープス、男女カブ、男女バンビの計6種目が、この大会では行われます。


写真:松島輝空/撮影:ラリーズ編集部

当該年齢より上の種目にも予選会に出場して代表権を得ることができれば参加できますが、バンビ、カブ、ホープスのうちの1種目のみの参加となります。また前年度のランキング保持者には、予選会免除で、大会に参加することができます。

試合方法は5ゲームマッチで、3~4人で行われるリーグ戦の後、1位となった選手によるトーナメント戦が行われます。

張本智和(木下グループ)がこの大会でバンビ、カブ、ホープスと6連覇を成し遂げ、昨年は松島輝空(木下グループ)が張本に次いで、6連覇を達成しています。


写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld

>>全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部 歴代優勝者一覧

全日本選手権(カデットの部)

中学2年生以下が出場する中で、全国の頂点に向かってしのぎを削る、全日本選手権カデットの部。13歳以下の男女シングルス、14歳以下の男女シングルス、男女ダブルスの計6種目が行われます。

13歳以下の部は中学1年生以下、14歳以下の部は中学2年生以下であることという規定があり、当該年齢より下の者も予選会に出場し代表権を得れば出場できます。ダブルスに関しては、同一都道府県内の中学2年生以下であれば誰とでも組むことができます。また、前年度のランキング保持者は予選会を経ず大会に参加することができます。

試合方法は5ゲームマッチのトーナメント方式で行われます。

>>全日本卓球選手権大会カデットの部 歴代優勝者一覧

天皇杯・皇后杯 全日本選手権(一般・ジュニアの部)

例年1月に行われる、日本一の選手を決める非常に注目度の高い大会です。男女シングルス、ジュニア男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計7種目が行われます。


写真:優勝を飾った早田ひなと宇田幸矢/撮影:ラリーズ編集部

参加者には本年度(公財)日本卓球協会選手登録者でかつ、段級制規程に定められた有段者であることという規定があります。ジュニアは高校2年生以下となっており、本年度の全日本選手権大会(カデット以下の部)に出場した者でも、都道府県の予選を通過すればジュニア及び一般の各種目に参加することができます。日本学生卓球連盟にも登録している者は、大学の登録地もしくは卒業高等学校所在地の 2ヶ所からどちらか一方を選択しエントリーすることができます。


写真:V10を達成した水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルスでは水谷隼(木下グループ)が、2019年にV10という偉業を成し遂げました。

どの種目も5ゲームマッチのトーナメント方式を採用していますが、男女シングルスのベスト32以降は7ゲームマッチへと移行します。

全日本選手権(マスターズの部)

マスターズは、年代別の全日本選手権であり、30歳代から50歳代までは10歳きざみ、60歳代からは5歳きざみのカテゴリーに分かれて日本一を争う大会です。男女サーティから男女ハイエイティまでの18種目が行われます。

参加者は、当該都道府県に居住または勤務している者で 2019 年度(公財)日本卓球協会選手登録者でかつ、段級制規程に定められた有段者であることという規定があり、この大会に参加した者は全日本社会人卓球選手権大会への出場は認められません。

また、前年度全日本社会人卓球選手権大会の男女シングルスベスト16の者で満30歳に達した者および年齢別種目のランキング保持者は当該年齢種目または下の年代の種目の1つに出場できます。

全種目5ゲームマッチのトーナメント方式が採用されています。

>>全日本卓球選手権大会(マスターズの部) 歴代優勝者一覧

全日本選手権(団体の部)

3~5名で編成されたチームが、日本一の称号をかけて挑む大会です。男子団体の部では、平成20年から26年にかけて東京アートが7連覇という記録を打ち立てており、女子団体の部では、日本生命が平成10年から19年までの10回のうち9回優勝を成し遂げました。


写真:東京アート/撮影:伊藤圭

全日本実業団選手権大会、日本リーグ、全日本大学総合選手権団体、全国高校選手権大会の成績により決定、選抜されますが、各大会に出場したメンバーを必ず2人以上試合に出場させる必要があります。実業団・大学・高等学校の代表チームと同一チームに所属する選手は、選抜チーム又はジュニア ナショナルチームの一員として出場することはできません。

世界選手権での団体方式を採用しており、1グループ3チームのリーグ戦の後、各グループの上位2チームによるトーナメント戦が実施されます。

全日本社会人卓球選手権大会

全日本社会人は、実業団など社会人としてプレーする選手が、シングルス・ダブルスで日本一を決める大会であり、国内トップクラスの選手権大会です。男女シングルスと男女ダブルスの4種目が行われます。


写真:2019全日本社会人男子シングルス入賞者。/提供:ファースト

日本学生卓球連盟及び全国高等学校体育連盟に登録している者は出場できません。前年度に全日本社会人卓球選手権大会、全日本卓球選手権大会(一般の部)でシングルスベスト16、ダブルスベスト8に入った者は、無条件で本年度の大会に出場することができます。

試合方法は、男女シングルスは準々決勝より7ゲームマッチ、他は全て5ゲームマッチのトーナメント方式です。

>>全日本社会人卓球選手権 歴代優勝一覧 男子編

全日本実業団選手権

この大会はその名の通り、実業団の頂点に立つチームを決める大会です。4シングルス1ダブルスによる3点先取で、勝敗を決します。

チーム編成は、原則として同一都道府県内の同一官公庁・警察署・消防署・工場・会社・商店・学校(以 下団体という)単位とされていますが、この条件でチームを編成できない場合は、同一都道府県内および他都道府県にある同一名称のつく支局・ 支社及び各工場等とチームを統合することが認められています。


写真:2019年全日本実業団優勝の十六銀行/撮影:ハヤシマコ

男・女共、日本リーグ1部・2部の全チームおよび、前回大会の男子ベスト32のチーム及び女子ベスト16のチームは推薦で出場することができます。

3チームのリーグ戦の後、トーナメント戦が行われます。男子は推薦出場の上位16チームをシードチームとし、そのうち上位8チームがスーパーシードとなり、第2ステージのベスト8決定戦から、他の8チームがベスト16決定戦から出場します。また、女子は推薦出場の上位8チームをシードとし、同様に第2ステージから出場します。

全国中学選抜卓球大会

各都道府県の中学校が、中学校日本一を目指し、熱い戦いを繰り広げる大会です。他に中学対抗の試合として、全国中学校体育大会があります。昨年は男子団体で中間東中が、当時6連覇中であった愛工大附属中を倒し、7連覇を阻みました。

4シングルス1ダブルスの6人制で行い、1グループ3チームのリーグ戦の後、各順位ごとのトーナメント戦を行います。

出場条件

①選手・監督・アドバイザーは、当該年度、(公財)日本卓球協会に登録されたものであること。出場する中学校において選手は選手登録、監督・アドバイザーは役員登録をしていること。但し、アドバイザーについては高校生以下の生徒は認めない。

②全国各都道府県の、同一中学校の1・2年生で編成する男女各1 チーム。但し、本人の本大会への出場回数は今大会を含めて通算2回までとする。また、主管 都道府県は男女各2チームが参加できる。なお、参加チーム数が男女各48チームに満たない場合の補充は本会が別途考慮する。

③代表チームの選抜方法は、各都道府県に一任する。

全国ホープス選抜

各都道府県で選抜された小学校6年生以下の選手が、優勝を目指してしのぎを削る大会です。平成28年度の14回大会から男女ともに岡山県選抜が3連覇を遂げています。

申込単位には学校・クラブの混成が認められており、代表の選抜方法は各都道府県に一任されています。主管都道府県は男女各2チームが参加でき、参加チーム数が48チームに満たない場合は日本卓球協会が補充を考慮します。

5シングルスの3点先取で、1番は3年生以下、2番は6年生以下、3番は5年生以下、4番は4年生以下、5番は6年生以下の選手とされています。1グループ3チームのリーグ戦の後、各順位ごとにトーナメント戦が行われます。低学年の選手の高学年のカテゴリーへのエントリーは認められますが、その逆については認められません。

全日本クラブ選手権

クラブチーム日本一を決める全日本クラブ選手権。この大会は昭和57年に第一回が開催され、男女一般の部1部~4部と男女シングルスで編成されていましたが、平成12年度には男女1~5部へと変わり、平成17年度からは一般1部、一般2部、50代の部、60代の部、小・中学生の部の5つのカテゴリーの団体戦へと変更されました。一般の部2部は2019年度で終了し、今後は代わりに30代の部が行われるようになる予定です。

参加チームは、同じ都道府県、所属で登録している役員、選手からなるクラブ単位とし、卓球メーカーチームも参加することができます。前年度にランキング入りしたチームはその種目に無条件で出場することができます。一般の部 1,2 部男・女は、第 69 回全日本実業団選手権大会(本大会)出場選手(参加登録者を含む)は出場が認められません。

4シングルス1ダブルスの3点先取法により勝敗が決定し、第1ステージはリーグ戦、第2ステージはトーナメント戦で行われます。第1ステージはダブルス・シングルスともに3ゲームマッチであり、第2ステージではダブルスが3ゲームマッチ、シングルスは5ゲームマッチです。

全日本ラージボール卓球選手権大会

ラージボール卓球とは直径44mmという、通常の40mmのボールよりも大きいボールを用いて行う競技です。この競技では表ソフトラバーのみ使用が認められています。このラージボール卓球における全国大会がこの大会です。

全国ラージボール卓球大会に申込みをする選手は本大会への出場はできません。また、前年度全日本ラージボール卓球選手権大会シングルス 8 位、ダブルス 3 位(4 組)までに入った選手は全国ラージボール卓球大会には出場できません。ただし、混合ダブルス 3 位までに入りペア解消時は翌年度全国ラージボール卓球大会に出場することができます。

全種目3ゲームマッチで、3~4名で行うリーグ戦の後、リーグ1位の選手によるトーナメント戦が実施されます。

全国ラージボール卓球大会

全日本ラージボール卓球選手権大会と同じく、ラージボール卓球における全国大会です。この全国ラージボール卓球大会に出場する選手は、全日本ラージボール卓球選手権大会に参加することはできません。種目に関しては、全日本ラージボール卓球選手権大会と同じ種目が行われます。

前年度全日本ラージボール卓球選手権大会シングルス 8 位、ダブルス 3 位(4 組)までに入った選手は第 32 回全国ラージボール卓球大会には出場できませんが、混合ダブルス 3 位までに入りペア解消時は翌年度全国ラージボール卓球大会に出場することができます。審判ができることが参加の条件としてあげられており、できれば公認審判員の資格を有することが望ましいとされています。

全種目3ゲームマッチで、3~4名によるリーグ戦の後、各リーグ1位の選手によるトーナメント戦が行われます。

卓球ジャパントップ12

その年の全日本卓球選手権大会男・女シングルスベスト8、及び日本卓球協会が選考した男・女各 4 名の合計男・女各 12 名が集う、国内トップ選手が集まる大会です。

3名×4グループによるリーグ戦(5ゲームマッチ)が行われ、各グループ1位4名によるトーナメント戦(7ゲームマッチ)で優勝者を決します。


写真:伊藤美誠(スターツ・写真左)と張本智和(木下グループ・写真右)/撮影:ラリーズ編集部

2019年3月の第23回からは世界卓球日本代表最終選考会も兼ねており、2019年12月の24回大会は世界ランキング上位の選手と全日本大学総合選手権大会シングルス覇者と1次選考会上位3名が集まりトーナメント戦を行う大会となりました。1日目の優勝者は世界卓球代表の内定が決まり、2日目は初日の優勝者と2位の選手、世界ランキングの日本人1位と2位の選手の4名によるトーナメント戦が行われます。

24回大会では、男子は張本智和が、女子は伊藤美誠(スターツ)が優勝しています。

>>早田ひなインタビュー “黄金世代”から見た「今、日本の卓球が強いワケ」