【今日の1試合】及川 瑞基(専修大学)vs森薗 政崇(明治大学)


監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM

両選手の特徴

森薗選手はチキータレシーブからの高速バックハンドでラリーの主導権を取り、フォアハンドでトドメを刺す卓球スタイル。特にフォアハンドでの連打は打球点が早く、一度ボールを捕まえたら得点するまで打ち切れる高速フットワークは、森薗スタイルを支える大きな武器です。

対する及川選手は元全日本ジュニアチャンピオンです。粘り強いフットワーク、打球点を変えながら相手を振り回すバックハンドなど、死角のない卓球スタイルの及川選手。2015年からドイツブンデスリーグTSVクニックスホーフェンでプレーし、2017年は1部リーグに挑戦中です。

見どころ

青森山田の先輩後輩であり、また、国内では所属は違いますがドイツでは邱コーチのBTTC(バタフライ・テーブルテニス・センター)で一緒に練習している両者の試合はいつもフルゲームにもつれ込みます。
今シーズンもブンデスリーグ、世界選手権選考会、学生リーグで対戦し全てフルゲームの試合でした。勝負の鍵はどこにあるのか、興味の有る一試合です。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。


第3ゲーム森薗選手2対5の場面
第1第2ゲームを及川選手が取り、後のない場面での森薗選手のプレーです。森薗選手はチキータと高い打球点での高速連打に絶対的な自信を持っています。第1・第2ゲームは気持ちが守りになり、「バックハンドで相手をフォアに振り回してからファアハンドで仕留める」というプレーがありませんでした。
ミスはしましたがようやく「強い気持ち」で相手のフォアにバックハンドを振っています。ここから強気になり、バックハンドからの連携プレーが随所に出るようになり大逆転勝利を収めました。

板垣’S EYE

予想通りの大接戦。森薗選手の「自分を貫く」卓球が勝利しました。チキータ・クロスへのバックハンド・高速連打。この技術に結びつけて最後は自分の卓球で得点を重ねる森薗選手のプレーは見事です。

及川選手は多彩な技術と戦術を持っています。色々なパターンで得点を取れますが、逆に「俺はこのパターンなら絶対に負けない」というプレーが見られませんでした。今持っている「多彩な技術・戦術」で相手を崩しながら、最後は「及川の卓球はこのパターンに入ったらどうやっても得点される」と相手に思わせる信念を持った技術が備われば、格段に飛躍できると思います。

試合情報

選手名:及川 瑞基(専修大学)vs森薗 政崇(明治大学)
大会名:平成29度関東学生卓球リーグ戦(秋季)
大会種別:団体、シングルス、国内、大学
試合結果:及川2-3森薗

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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