実践学園高校が、今、再び高校卓球界で輝きを放っている。
エースの高橋航太郎(実践学園高2年)が、全日本選手権ジュニアの部でベスト8、インターハイでは男子シングルス3位に入り、ジュニアナショナルチームにも選出された。
インターハイシングルス優勝者の木方慎之介氏を輩出した頃の勢いを取り戻しつつある実践学園。水谷聡監督に話を聞いた。
【実践学園高校卓球部】東京の卓球強豪校。2021年にはエースの高橋航太郎が全日本選手権ジュニアの部でランク入り、インターハイでは3位に入った。中学校も強く2021年の全国中学校卓球大会では男子団体3位に入賞。OBには実業団でも活躍した木方慎之介氏、並木佑介氏ら。
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“復活してきた”実践学園高校卓球部
写真:実践学園高校の水谷聡監督 実践学園高校から明治大学を経て、卒業後すぐに卓球部のコーチとして母校に 約1年前に高校卓球部の監督に就任/撮影:ラリーズ編集部
高橋を筆頭に周囲の見る目を変えてくれて、「復活してきたね」とか「最近いいね」と言われることも多くなってきました。
高橋航太郎(実践学園高) これが噂の“実践サーブ”
再び方針が変わり、高橋、剣持(将作)ら小学生時代にナショナルチームに入っていた選手が実践学園に来てくれて、チーム全体の意識を変えてくれたと感じています。
写真:剣持将作(実践学園高校3年)/撮影:ラリーズ編集部
実践学園25年ぶりの表彰台に登ったインターハイ
写真:栁澤幹太(実践学園高校2年)/撮影:ラリーズ編集部
不完全燃焼だったのではないでしょうか?
写真:インターハイで野田学園と戦う高橋航太郎(実践学園)/撮影:ラリーズ編集部
写真:栁澤幹太(実践学園高2年)/撮影:ラリーズ編集部
インターハイの表彰台に登ったのも、実践学園としては木方(慎之介)さんが優勝された1996年以来25年ぶりなので、そういった意味でも大きいです。高橋を含めて、選手にはすごく感謝しています。
写真:インターハイで男子シングルスベスト4に入った高橋航太郎(実践学園高)/撮影:ラリーズ編集部
人間性の向上なしに競技力の向上はない
写真:実践学園高校卓球部の練習風景/撮影:ラリーズ編集部
あくまで部活動は課外活動で、学校生活をきちんとした上で卓球があるということを中1の段階から伝えています。特に高校3年生は今4名いるんですけれども、高校卒業してすぐに社会に出しても恥じないぐらいの人間的に素晴らしい生徒になりました。
写真:水谷聡監督(実践学園高校)/撮影:ラリーズ編集部
高校1年生と早い段階からキャプテンにして、リーダーシップをとって指示を出したり、自分から積極的に動いたり、礼儀や挨拶も申し分ないくらい素晴らしかったり、その辺は本当に成長したなと感じます。
写真:剣持将作(実践学園高校)/撮影:ラリーズ編集部
あとは積極的にサービスやレシーブから少しリスクを負ってでも強気でプレーをしていくことも意識していて、特にサービスの指導は個別に時間を割いて行うこともあります。
写真:高橋航太郎(実践学園高)の逆足サービス/撮影:ラリーズ編集部
寮も建て替え、目指すは日本一
写真:実践学園高校卓球部の練習風景/撮影:ラリーズ編集部
生徒にも当たり前の環境ではないので、感謝の心を持って取り組むようにというのは常に伝えております。
寮施設がついに完成致しました!宿泊施設、練習場、食堂、学習スペース等、向上するための全てが整っています!!このような素晴らしい環境を整えて下さった学園に対し心から感謝致します。全国優勝目指して頑張ります!!!今後ともご声援の程宜しくお願い致します!!https://t.co/PAviroWJpt pic.twitter.com/CqQ2Bv5ZdW
— 実践学園卓球部 (@jissenttt) September 27, 2021
食堂、卓球場、居住スペースが1つになっており、いつでも練習できる環境ではあるので、本人がやる気を持って取り組むことができれば素晴らしい環境だと思います。
写真:水谷聡監督(実践学園高校)/撮影:ラリーズ編集部
最後に今後どういうチームにしていきたいかをお伺いできればと思います。
写真:実践学園中高卓球部のメンバー/撮影:ラリーズ編集部