いま、ミズノの卓球事業に、注目が集まっている。ミズノと言えば、卓球界では1988年から続く女子日本代表ウェアやシューズの印象が強いが、卓球専門メーカー同様にラケット、ラバーにも本格参入している。
ミズノ契約選手で、世界卓球銀メダリストの大島祐哉(木下グループ)は、Tリーグ2020-2021シーズン、ラケット、ラバーを“オールミズノ”で戦っていた。男子トップ選手でラケット、ラバーすべてを総合スポーツメーカーのミズノ用具で戦うのは、今のところ大島ひとりだ。
他の専門メーカーから出遅れながらも、どのようにしてミズノはトップ選手が納得する質の製品を世に送り出すことができたのか。
今回の特集では、4人のキーパーソンに話を聞きながらミズノの卓球業界への挑戦の歴史を掘り下げる。
このページの目次
第1話 「大きな決断でした」なぜ大島祐哉は卓球専門メーカー以外の用具で戦うのか
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第2話 卓球中国代表とのシューズ契約が転機 ミズノ、卓球業界挑戦の歴史
写真:北京五輪でミズノのシューズでプレーした馬琳(マリン・中国)/提供:AP/アフロ
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第3話 ラバー事業に新規参入も売れず 卓球事業存続へミズノが決行した“イチかバチかの賭け”
写真:フォア面にはミズノのQ5を使う大島祐哉/撮影:田口沙織
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第4話 「30点のラバー、これじゃあ使えません」ミズノ開発陣と大島祐哉、ともに歩んだ苦悩の2年間
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