【特集:東京2020期待の星】青森山田の最後の砦 安藤みなみ


東京2020期待の星」をテーマに、東京五輪に向けた注目選手を紹介する特集コーナー。

今回は、学生卓球界では敵無しの安藤みなみ(専修大学)を紹介する。

アタック8を使いこなす特徴的な戦型・安藤みなみ

安藤みなみは1996年生まれの現在21歳である。愛知県出身であるが、福原愛や水谷隼など、数々のトップ選手を輩出している青森山田中・高に進学。しかし、先輩の引退に伴い、部員が安藤一人になってしまうことから、転校を余儀なくされた。まさに青森山田の最後の砦の女子選手である。

高校卒業後は専修大学に進学。大学の試合においても好成績を収め続けており、注目が集まっている選手の一人だ。

安藤みなみの持ち味は、バック面のラバー・アタック8から放たれる魔球。変化のわかりづらいバックハンドからチャンスを作り、得意のフォアスマッシュで打ち抜くという完成された独自の卓球スタイルが魅力である。

ITTF世界ランキングは2018年3月現在で54位と自己最高ランクを更新。今後もさらなる上昇が見込まれている。

安藤みなみの主な戦績

・2015 関東学生新人選手権 シングルス 優勝
・2015 関東学生選手権 ダブルス 優勝
・2015 全日本学生選抜卓球選手権大会 シングルス 優勝
・2017 東京卓球選手権 シングルス 優勝
・2017 ユニバーシアード 団体2位、女子複3位、混合複2位
・2017 全日本大学総合選手権大会 シングルス 優勝

以上のように、安藤みなみは大学卓球界を牽引する女子選手として数々の好成績を収めている。昨年は国内の大会に出場する傍ら、ITTFワールドツアーなどにも積極的に出場。U21で勝ちを積み重ねている。

安藤みなみの全日本卓球2018の戦績

・女子シングルス ベスト16
・女子ダブルス ベスト16(鈴木李茄ペア)
・混合ダブルス ベスト8(及川瑞基ペア)

今年の全日本においても、安藤みなみは全種目ランク入りという素晴らしい成績を収めた。

女子シングルスでは、引退をかけて臨んだカットマン・石垣優香に対してフルゲームで敗戦。安藤は昨年の全日本で、今年の女王・伊藤美誠を破っており、石垣に勝っていれば伊藤と当たるという組み合わせだったため、悔やまれる結果となった。

昨年も伊藤美誠に勝利した後すぐにカットマンの橋本帆乃香に敗れており、課題であるカット打ちをクリアすれば、今後大化けする可能性がある。

得意のバック面のアタック8が世界にも通用するかが鍵

安藤みなみの持ち味である、バック面の変化表ソフトラバー・アタック8。ロンドンとリオでの日本チーム躍進の立役者、福原愛も使用していたラバーである。

大学卓球界で、もはや敵なしの安藤みなみだが、海外選手に対して持ち味の魔球をどこまで有効に使うことができるのか。今後も積極的に国際大会へ出場し、世界ランキングを上昇させることが期待される。

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文:中川正博(ラリーズ編集部)

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