文:ラリーズ編集部
卓球界は、再開に向け動き出している。日本卓球協会は、6日、男女ナショナルチームの合宿を22日から再開することを明らかにした。一方で、世界卓球団体戦・釜山大会は、2021年に再延期することを大会組織委員会に求めると国際卓球連盟が発表した。
6月1日週にあった主な卓球トピックを紹介する。
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ナショナルチームが合宿再開へ
日本卓球協会は、2020年度第1回理事会後のオンラインでの囲み取材で、卓球男女ナショナルチームの合宿を6月22日から1ヵ月ほど行うことを明らかにした。
写真:ナショナルトレーニングセンター屋内トレーニングセンター・イースト/提供:YUTAKA/アフロスポーツ
6月19日から全国での都道府県をまたぐ移動を政府が容認することを受け、6月22日から味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で男女ナショナルチームの合宿を再開する。合宿では、新型コロナウイルスの感染予防のため、当面ダブルスの練習を見合わせる。
Tリーグ契約更新
トップおとめピンポンズ名古屋
卓球Tリーグ女子・トップおとめピンポンズ名古屋は、セカンドシーズンベストペア賞を獲得した梁夏銀(ヤンハウン)と契約更新したことを発表した。
写真:梁夏銀(ヤンハウン)/撮影:ラリーズ編集部
梁夏銀は、2015年の世界選手権で、許昕(シュシン・中国)と組んだ混合ダブルスで金メダルを獲得している。Tリーグセカンドシーズンではダブルス6勝3敗の成績を残したダブルス巧者だ。
梁夏銀は、「チームの勝利に貢献できるように頑張って準備します。TOP名古屋のファンの皆様、たくさんの応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。
世界卓球、2021年初頭に再延期か
国際卓球連盟(ITTF)は、新型コロナウイルスのパンデミック下での国際卓球の最新状況について協議し、世界卓球団体戦・釜山大会を2021年に再延期することを大会組織委員会に求めると発表した。
写真:世界選手権ブダペスト大会会場/撮影:ラリーズ編集部
2020年9月27日~10月4日に予定されていた世界卓球団体戦・釜山大会に、大多数のチームが韓国に入国できる可能性が低いため、2021年初頭に延期するよう組織委員会に要請するとのことだ。
ITTFは6月23日に再び会合を開き、新型コロナウイルスの影響下での今後の決定事項について協議するとしている。
6月1日週公開のインタビュー
町飛鳥
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>>新時代のプロ卓球選手へ 町飛鳥を変えた“Tリーグ誕生”と“海外初挑戦”<後編>
森薗美月
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>>移籍先に女子チームはないけれど プロ卓球女子選手・森薗美月の掲げる挑戦(中編)