中国卓球協会、低年齢層育成に本腰 14歳以下ナショナルチーム結成へ | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:中国卓球協会会長・劉国梁(リュウグォリャン)氏/提供:アフロ

卓球ニュース 中国卓球協会、低年齢層育成に本腰 14歳以下ナショナルチーム結成へ

2020.08.21

文:ラリーズ編集部

中国卓球協会は20日、2020年末までに「国家卓球青少年トレーニングチーム」と「国家卓球少年トレーニングチーム」を設立することを発表した。

青少年トレーニングチームは11~14歳の男女各32名、少年トレーニングチームは7~10歳の男女各32名で構成される。

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中国が若年層の強化へ

低年齢化の進む卓球界。日本でも卓球選手の早期強化を目的とした「U-7卓球選手育成事業」が実施されているが、中国卓球協会も中国卓球の繁栄のため、若手育成を重視している。

今回のジュニアチームを設立するため、中国卓球協会はこれまで何度も専門家やナショナルチームのコーチ、省や市のコーチを招集し、トレーニングに関するセミナーやアイデア整理をし、設立の実現可能性を徹底的に研究、議論を重ねたという。

ジュニアチーム設立に当たり中国卓球協会は、それぞれの第一段階の選考方法も発表した。

現在の新型コロナウイルスパンデミックの状況を鑑み、それぞれの地域で第1次選考を行い、第2次選考会は中国卓球協会が主催するという2段階で行われる。この選考には、年齢条件を満たした若手選手は誰でも申し込むことができるという。

以前、Rallysのインタビューで水谷隼(木下グループ)は、中国の強さの要因を「小さい時から強くなるためのシステムが構築されている」と答えており、中国が更に本腰を入れて低年齢層の強化を始める今回の動きがどのような結果をもたらすのか。今後も注目だ。

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