卓球日本代表・森薗政崇、高校生強化合宿を開催 現役トップ選手が学生卓球界に恩返し | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:森薗政崇(BOBSON)と参加各校の主将/撮影:ラリーズ編集部

卓球ニュース 卓球日本代表・森薗政崇、高校生強化合宿を開催 現役トップ選手が学生卓球界に恩返し

2020.09.21

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Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

卓球日本代表の森薗政崇(BOBSON)が中心となり、高校生強化合宿が静岡県富士市で開催されている。「今の自分があるのは高校時代のおかげ。高校卓球界への恩返しのため」と語る森薗による“高校卓球恩返しプロジェクト”だ。

20~22日の日程で行われる合宿では、実戦経験を多く積ませたいという森薗の意図から3シングルスの団体戦でのリーグ戦が行われ、森薗による講習会も予定されている。

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徹底したコロナ対策の中での高校生強化合宿

森薗は今回の合宿開催にあたり苦労した点を聞かれ、「やはりコロナ対策。ガイドラインに沿うのは大変だった」と振り返った。スタッフが3回の下見を通して、動線の確保、台との距離感、食事、入浴の時間差などを確認したという。

新型コロナウイルス対策として、試合会場の入り口には、合宿協賛のimpactTV株式会社による検温機器が設置され、入場時には手の消毒も行う。


写真:入り口では検温・消毒が行われる 検温を行う森薗政崇/撮影:ラリーズ編集部

また、試合中は、審判は設置せずセルフジャッジで進行し、コートチェンジなし。試合中の選手を除くメンバーはマスクの着用が義務づけられた。


写真:試合はセルフジャッジで進行する/撮影:ラリーズ編集部

1試合終了ごとに卓球台・ボールの消毒を行い、約1時間に1回、換気時間が設けられている。


写真:台の消毒を選手が実施する/撮影:ラリーズ編集部


写真:団体戦1試合ごとに換気を行う/撮影:ラリーズ編集部

約70人が熱戦を展開

多くの学校から参加申し込みがあった今回の合宿だが、学校内の許可が下りなかったり、地域の全日本ジュニア予選と被ったりしたこと、日本卓球協会や静岡県のイベント開催のガイドラインを考慮し、最適な人数を調整したことで、当初の予定よりは減ったものの計9校約70人の参加者が集った。

安田学園、東海大菅生(ともに東京都)、育英(兵庫県)、湘南工科大学附属(神奈川県)、日大三島、静岡学園(ともに静岡県)、近大福山(広島県)、青藍泰斗(栃木県)などの全国の強豪校がリーグ戦で争った。


写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

初戦で静岡学園2年生エースの鈴木笙(静岡学園高2年)とインターハイシングルスベスト16の伊藤礼博(安田学園高2年)の対決が見られるなど、白熱の試合が繰り広げられた。


写真:伊藤礼博(安田学園)/撮影:ラリーズ編集部

初日終了後に森薗は「やる前はこの時期ですし、不安もすごく大きかった。でもやって選手・監督の反応を見て、率直にやっぱりやって良かった」と笑顔を見せた。


写真:開会式で挨拶する森薗政崇/撮影:ラリーズ編集部

「森薗さんが見ているという緊張感」

選手・指導者からも感謝の声が寄せられた。

安田学園の伊藤は「(今回の合宿開催は)嬉しかったです。チームメートや他校の人達と宿泊して合宿するのが久々だったので、本当に楽しみだった」と喜びを語った。また、「上から森薗さんが見ているという緊張感がある。終わった後も『あんまり試合勘戻ってないね』と声かけられて自分の試合が見られてたんだなと」と森薗がいる合宿ならではの感想を述べた。


写真:森薗政崇の言葉に耳を傾ける伊藤礼博(安田学園高校)/撮影:ラリーズ編集部

静岡学園主将の鈴木も「(試合がなく)モチベーションが上がりにくい状態だったんですけど、全国でトップのチームと戦うことができていい刺激になりました。プロ選手が身近にいてくれるのは大きいことだし、こうやって試合ができるのも簡単なことではないと思うのでありがたい」とコメント。


写真:生徒たちに声をかける静岡学園の寺島大祐監督(写真左)/撮影:ラリーズ編集部

安田学園の行田和広監督は「生徒たちが喜んでいたことが何より良かったなと思います」、静岡学園の寺島大祐監督も「県外のチームと複数やれる機会は久しぶり。指導者同士会えたのもいろんな会話ができて楽しいですし、生徒もライバルや仲良い選手と自分の位置を確かめるいい機会になったと思います」と指導者も今回の合宿を有意義に過ごせているようだ。

森薗による講習会も

合宿2日目の21日夜には、森薗による講演会形式での講習会も予定されている。

森薗は「1時間2時間で選手を強くするのはほぼ無理なので、考え方だったり卓球に対する姿勢だったり、みんなの悩みを聞きながら講演会形式で進んでいけたら。僕がいないところでも自分たちで上って行けるような考え方を身につけられるようにいろいろ話したい」とコメント。

「僕自身、小さいとき、トッププレーヤーに言われると『あ、そうなんだ』と気づきがすごく多かった。できる限りのことを現役中に現役の言葉として伝えられたら」と世界卓球の代表にも内定しているトッププレーヤーの1人として、現役選手ながら後進の育成、そして学生卓球界への恩返しへ森薗は動き続ける。

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