文:ラリーズ編集部
日本肢体不自由者卓球協会は10日、東京パラ五輪世界予選トーナメントの選考選手を発表した。世界予選はスロベニア・ラシュコにて2021年4月10日~12日に開催が予定されており、各クラス優勝者には、東京パラ五輪の出場枠が授与される。
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男女11名が世界予選に派遣へ
今回、世界予選派遣選手として選考されたのは、男女あわせて11名。
2020年2月に開催されたポーランドオープンにて世界選手権銅メダリストに2連勝するなど成長著しい19歳・齊藤元希のみが監督推薦で選考され、元々の選考条件をクリアしていたリオパラ五輪5位の“バタフライマダム”別所キミヱや、“金髪の卓球王”吉田信一らが名を連ねた。
パラ卓球日本代表監督の新井卓将氏は「コロナ禍で活動もし難い状況ではありますが、半年後に迫った東京パラ世界予選に向けて心機一転、意識を高めて取り組んで行こうという決意です」とコメント。世界予選に向けて、該当選手は本日より特別NT選手として、それぞれの障がいや状況などに合わせた強化サポートを実施していくという。
世界予選トーナメント派遣選手
茶田ゆきみ(クラス3)
別所キミヱ(クラス5)
友野有理(クラス8)
竹内望(クラス10)
皆見信博(クラス2)
吉田信一(クラス3)
齊藤元希(クラス4)
土井健太郎(クラス5)
七野一輝(クラス7)
井上全悠(クラス7)
垣田斉明(クラス10)
補足:パラ卓球11段階のクラス分け
パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)。また知的障がいがクラス11として設けられている。
パラ五輪内定選手について
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