文:ラリーズ編集部
7日間に渡って丸善インテックスアリーナ大阪で行われた天皇杯・皇后杯2020年全日本卓球選手権大会は、男女シングルスともに初優勝という劇的な幕切れとなった。
今回は女子シングルスの4回戦から、全日本の歴史的瞬間を写真とともに振り返っていこう。
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女子シングルス4回戦
女子シングルス4回戦には、スーパーシードの石川佳純(全農)が登場した。対戦相手は同級生である森薗美咲(TOP名古屋)だ。石川が貫禄のストレート勝ちで初戦を飾った。
写真:森薗美咲にストレート勝ちを決めた石川佳純/撮影:ラリーズ編集部
写真:女子4回戦に臨む森薗美咲/撮影:ラリーズ編集部
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また、昨年の世界ジュニアを制し勢いに乗る長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)は宋恵佳(中国電力)と対戦し、ゲームカウント4-2で宋が勝利した。
写真:勢いに乗る長﨑に勝利した宋/撮影:ラリーズ編集部
写真:グランドファイナルダブルス覇者の長﨑は4回戦で姿を消した/撮影:ラリーズ編集部
女子シングルス5回戦
女子シングルス5回戦では東京五輪代表が内定している平野美宇(日本生命)が登場し、出澤杏佳(大成女子高)と対戦した。両面異質ラバーを駆使して平野を翻弄した出澤が4-1で勝利し金星を挙げた。
写真:出澤に敗北した平野は5回戦で姿を消した/撮影:ラリーズ編集部
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また同じく5回戦ではTOP名古屋でも活躍する梅村優香(中央大)は加藤知秋(十六銀行)に苦杯を喫した。
写真:TOP名古屋で活躍するTリーガー梅村は惜しくも5回戦で敗退/撮影:ラリーズ編集部
女子シングルス6回戦
迎えた女子シングルス6回戦にはカットマンが多く勝ち残り、見ごたえのある試合が多く行われた。
日本を代表するカットマンの1人である橋本帆乃香(ミキハウス)が加藤美優(日本ペイントホールディングス)をストレートで下しベスト8進出を決めた。
写真:橋本に敗れベスト16で今大会を終えた加藤美優/撮影:ラリーズ編集部
また2019年の世界ジュニア準優勝の小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)が安藤みなみ(十六銀行)にゲームカウント4-2で勝利した。
写真:小塩に惜しくも敗れた安藤みなみ/撮影:ラリーズ編集部
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また庄司有貴(中国電力)は芝田沙季(ミキハウス)に敗戦した。
写真:芝田に惜しくも敗れた庄司/撮影:ラリーズ編集部
女子シングルス準々決勝
ベスト8が出揃った女子シングルス準々決勝。
昨年の全日本で準優勝した木原美悠(JOCエリートアカデミー)が橋本帆乃香にストレート負けを喫した。
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そして芝田沙季も石川佳純の高い壁は越えられず準々決勝で敗退となった。
写真:石川に敗戦した芝田/撮影:ラリーズ編集部
女子シングルス準決勝
迎えた準決勝では精鋭4人が出揃った。
石川と橋本の試合では1ゲーム目を先取されたものの、その後しっかりと4ゲーム連取した石川が勝利した。
写真:貫禄の勝利を見せ、決勝へと駒を進めた石川/撮影:ラリーズ編集部
写真:惜しくも石川に敗北し、ベスト4に終わった橋本/撮影:ラリーズ編集部
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そして準決勝もう一つの試合では3年連続3冠を目指す伊藤美誠(スターツ)と決勝進出を狙う早田ひな(日本生命)の対戦が行われた。優勝候補筆頭の伊藤に対して果敢に攻め込んだ早田がフルゲームの激闘を制し、初の決勝へと駒を進めた。
写真:早田に惜敗し、ベスト4で姿を消した伊藤/撮影:ラリーズ編集部
写真:伊藤に勝利し決勝戦進出を決めた早田/撮影:ラリーズ編集部
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女子シングルス決勝
女子シングルス決勝は、石川佳純と早田ひなの対戦となった。王座を取り戻したい石川と、悲願の初優勝を狙う早田との一戦は早田に軍配があがり、ゲームカウント4-1で早田が初優勝を決めた。
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写真:石川との試合を制し初優勝を果たした早田/撮影:ラリーズ編集部
写真:早田に敗戦し準優勝に終わった石川/撮影:ラリーズ編集部
〇早田ひな 4-1 石川佳純
11-7/11-9/11-4/9-11/11-8
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写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部