張本智和、決勝へ 地元仙台でストレート勝ち<ジャパントップ12> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本智和、決勝へ 地元仙台でストレート勝ち<ジャパントップ12>

2019.12.22

文:ラリーズ編集部

<LIONカップ第24回卓球ジャパントップ12 SENDAI(兼2020世界卓球日本代表最終選考会) 2019年12月21日~12月22日>

22日、LIONカップ第24回卓球ジャパントップ12、第2ステージの男子シングルス準決勝が行われた。張本智和(木下グループ)が神巧也(T.T彩たま)に勝利し、決勝進出を決めた。

本日の第2ステージには21日の第1ステージの上位2名である森薗政崇(BOBOSON)と神巧也(T.T彩たま)、世界ランキングが日本人の中で上位の2名の張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)の計4名が優勝を争う。

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張本が地元仙台で躍動


写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

日本人世界ランキング最高の5位に位置する張本。東京五輪シングルス代表枠にも内定を決め、男子ワールドカップでは日本人過去最高の銀メダルを獲得するなど国内外問わず実績を積み重ねている。今大会は地元仙台での開催となり、多くのファンが詰めかけた。

対する神も今年プロに転向し、世界ランキングを3月の314位から右肩上がりにランクアップ。12月は44位と自己最高位を更新中だ。前日の世界卓球最終選考会では、決勝で森薗に大逆転負けを喫し涙を流したが「たくさんのファンもいるので、全力を尽くしたい」と意気込んでいた。


写真:神巧也(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

「智和くんファイトー!」と「神さんファイトー!」とファンの声が飛び交う中での試合は、張本が神を圧倒。ゲームカウント4-0で勝利を収めた。

勝利した張本は、丹羽と森薗の勝者と決勝で対戦する。

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神巧也 試合後のコメント

試合後、神は「完敗ですね。為すすべがなかったです。ただ出し切れるものは出し切ったつもりです」と試合を振り返った。続けて「いつも温かく応援してくださるファンの方々がたくさんいるので、選手としてはものすごくうれしいことです」とファンの声援に感謝を述べた。

この選考会ではバックサーブを使用する場面が見られたが「あれはこの選考会のためだけにずっと隠していた技術。昨日もかなり得点率が高かったと思うが、(張本)智和には全然効かなかった。まだまだ未完成の技術なので精度を高めていきたい」と気持ちを新たにした。

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詳細スコア


写真:神巧也/撮影:ラリーズ編集部

〇張本智和 4-0 神巧也
11-3/11-5/11-4/11-7