男女団体はともに連覇達成 男女単は3冠狙う選手に注目<卓球・インターハイ見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:谷垣佑真(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 男女団体はともに連覇達成 男女単は3冠狙う選手に注目<卓球・インターハイ見どころ>

2021.08.17

文:ラリーズ編集部

<第90回全国高等学校総合体育大会 日時:8月12日~17日 場所:富山県 富山市総合体育館>

16日、高校総体の卓球競技は4日目を迎え、男女団体の決勝戦と男女シングルスの5回戦までが行われた。

4日目総括


写真:勝利した篠塚大登(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

男子団体決勝には、愛工大名電と野田学園が登場。篠塚大登(愛工大名電)と吉山僚一(愛工大名電)が立て続けに2本取ると、野田学園も徳田幹太と芝拓人のダブルスに飯村悠太の活躍で2-2と追いつく。


写真:芝拓人・徳田幹太(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部

ラストを託された谷垣佑真(愛工大名電)が芝との熱戦を制し、試合終了。愛工大名電は5連覇達成、計19回目の優勝を飾った。


写真:谷垣佑真(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

女子団体決勝には、7連覇中の四天王寺と明徳義塾が登場した。トップの横井咲桜(四天王寺)と2番の菅澤柚花里(四天王寺)がともに勝利して四天王寺が王手をかける。


写真:菅澤柚花里(四天王寺)/撮影:ラリーズ編集部

後がない明徳義塾はエースペアの青井さくら/白山亜美ペアで挑むが、ダブルス優勝ペアの大藤沙月/横井ペアの前に敗れた。四天王寺が前人未到の8連覇を達成、25回目の優勝を記録した。


写真:優勝した四天王寺メンバー/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルスは愛工大名電勢が勝ち進んだ。3回戦では野田学園の主軸であった徳田に川村康人(大阪桐蔭)が勝利するという波乱の展開もあった。名電勢以外では、野田学園の飯村悠太が濵田一輝(愛工大名電)に5回戦で勝利したほか、全日本ジュニアランカーの高橋航太郎が最終日まで残った。

女子シングルスは各高校のエース級の選手が勝ち進んでいる。女子団体決勝に進んだ2校の選手以外では、赤江夏星(香ケ丘リベルテ)、枝廣愛(就実)、そして立川朋佳(進徳女)の3名が準々決勝へと駒を進めた。

最終日となる17日には、男女シングルスの決勝戦までが行われる。

最終日見どころ

最終日は男女シングルスの準々決勝から始まる。男子シングルスでは4試合中3試合が愛工大名電勢による同士討ちとなった。ここまで2冠の篠塚、谷垣の活躍はもちろんのこと、名電勢以外の唯一の対決となった高橋と飯村の試合にも注目が集まる。果たして男子シングルスの優勝は誰の手に渡るのか。

一方女子シングルスでは、それぞれの高校の主力選手が集った。ここまで女子ダブルスと女子団体で2冠を獲得している横井、大藤は女子シングルス優勝での3冠を目指すほか、白山や赤江といった実力者も優勝を目指し奮闘する。見逃せない試合だ。

学校対抗 成績

男子団体


写真:男子優勝の愛工大名電/撮影:ラリーズ編集部

1位 愛工大名電(5連覇)
2位 野田学園
3位 静岡学園、明徳義塾

女子団体


写真:女子優勝の四天王寺/撮影:ラリーズ編集部

1位 四天王寺(8連覇)
2位 明徳義塾
3位 桜丘、香ケ丘リベルテ

シングルス 準々決勝組み合わせ

男子シングルス


写真:岡野俊介(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

篠塚大登(愛工大名電) – 萩原啓至(愛工大名電)
谷垣佑真(愛工大名電) – 岡野俊介(愛工大名電)
鈴木颯(愛工大名電) – 吉山僚一(愛工大名電)
高橋航太郎(実践学園) – 飯村悠太(野田学園)

女子シングルス


写真:横井咲桜(四天王寺)/撮影:ラリーズ編集部

横井咲桜(四天王寺) – 青井さくら(明徳義塾)
赤江夏星(香ケ丘リベルテ) – 菅澤柚花里(四天王寺)
白山亜美(明徳義塾) – 枝廣愛(就実)
立川朋佳(進徳女) – 大藤沙月(四天王寺)


写真:大藤沙月(四天王寺)/撮影:ラリーズ編集部

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