年代別NTやエリアカ所属選手も参戦 中学卓球の頂点決める3日間が幕を開ける<全中見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:上澤杏音(貝塚第二中)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 年代別NTやエリアカ所属選手も参戦 中学卓球の頂点決める3日間が幕を開ける<全中見どころ>

2021.08.23

文:ラリーズ編集部

<第52回全国中学校卓球大会 日時:8月24日~26日 場所:日環アリーナ栃木>

24日から栃木県の会場で第52回全国中学校卓球大会が開催される。年代別ナショナルチームやJOCエリートアカデミー所属の猛者が集う、これまで以上にハイレベルな大会が幕を開ける。

全国中学校卓球大会とは?

「全中」と呼ばれることが多い全国中学校卓球大会は、大学生の全日学(インカレ)、高校生の高校総体(インターハイ)と並んで学生卓球の頂点を決める大会である。

試合は男女団体と男女シングルスの計4種目で行われる。団体は6人で、4シングルスと1ダブルスで重複ができないシステムとなっている。出場可能な選手は各ブロックの代表チームや選手に加え、開催地代表枠と、日本卓球協会の推薦枠が存在する。

男子団体見どころ


写真:吉山和希(愛工大名電中)/撮影:ラリーズ編集部

男子団体の注目は前回大会優勝の愛工大名電中だ。先日の高校総体で愛工大名電高が優勝、インカレでも愛知工業大が優勝と中学から大学まで学生卓球のトップに君臨している。今年度も菅沼翔太や吉山和希、坂井雄飛といった、全日本選手権ジュニアの部で活躍している強力な選手がメンバー入りしている。

他にも中間東中や明豊中、明徳義塾中といった優勝経験を持つ学校が優勝を狙う。

女子団体見どころ


写真:篠原夢空(貝塚第二中)/撮影:ラリーズ編集部

女子団体の注目はこれまで3連覇を達成している四天王寺中、それから四天王寺中と同じ大阪の貝塚第二中だ。四天王寺中からは女子シングルスのシードに伊藤詩菜と清水愛未が、貝塚第二中からは篠原夢空と上澤杏音の2名がシード入りしている。

他にも連覇経験のある武蔵野中や明徳義塾、常連校の横浜隼人や山陽学園が女子団体の頂点を狙う。

男子シングルス見どころ


写真:松島輝空(星槎中)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルスの注目はやはり第1シードの松島輝空(星槎中)だ。18歳以下のジュニアナショナルチームに選出されており、6月に行われたアジア選手権選考会では全日本選手権優勝経験を持つ宇田幸矢(明治大)に勝利して予選を突破している。エリートアカデミーで腕を磨く今大会の優勝候補の筆頭だ。


写真:菅沼翔太(愛工大名電中)/撮影:ラリーズ編集部

他にも松島と同じエリアカ所属の渡部民人(星槎中)や、名電勢の菅沼や吉山、大坪祥馬(野田学園中)が優勝候補として挙げられる。熾烈な優勝争いから一体誰が抜け出すのか。

女子シングルス見どころ


写真:篠原夢空(貝塚第二中)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルスの注目は15歳以下のジュニアナショナルチームにも選ばれている篠原だ。Tリーグにも参戦し、全日本選手権ジュニアの部でも活躍している。今大会も第1シードとして登録され、優勝候補との呼び声も高い。


写真:張本美和(川中島中)/撮影:ラリーズ編集部

そんな篠原と並び優勝候補として注目されるのが、Tリーグでの試合経験を持つ第2シードの張本美和(川中島中)だ。18歳以下のジュニアナショナルチームにも選出されており、木下卓球アカデミーで腕を磨いている。ほかにも上澤や、小塩悠菜(星槎中)といった実力者が優勝目指してハイレベルな試合に臨む。

歴代優勝者一覧

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