写真:女子シングルス優勝の須藤未羽(札幌大学)/提供:札幌大学
大会報道 コロナ禍で臨む学生卓球最後の1年 女子2冠の札幌大・須藤「絶対に後悔はしたくない」<北海道推薦選手選考参考大会>
2021.07.30
文:ラリーズ編集部
<2021年度 推薦選手選考参考大会 7月17日、24日>
北海道学生卓球連盟は7月17日、24日、2021年度推薦選手選考参考大会を開催した。
この大会は令和3年度北海道卓球選手権大会の推薦枠や、今後新型コロナウイルスの影響により、個人戦の全国大会予選が開催できなかった場合の各種目の北海道学生卓球連盟推薦枠を決定するために新設された大会となる。
17日には男女団体、24日には男女シングルス、ダブルスと計6種目で争われ、6種目中4種目を札幌大学が、2種目を札幌国際大学が制する結果となった。
札幌大学が6種目中4種目で優勝
写真:女子団体優勝メンバーの相澤和花(札幌大学)/提供:札幌大学
男子団体では予選リーグのあと、札幌大学A、B、札幌国際大学A、Bの4チームで行われた決勝トーナメントにて、札幌大学Aが3勝0敗で優勝を飾った。また、女子団体は札幌大学A、B、札幌国際大学Aの3チームが3勝1敗で並び、3チーム間の得失マッチ率により、札幌大学Bが優勝となった。
写真:女子シングルス優勝の須藤未羽(札幌大学)/提供:札幌大学
男子シングルスでは、国田広也(札幌国際大学)が優勝、女子シングルスでは須藤未羽(札幌大学)が、男子ダブルスでは斎藤怜吏・平岡稜真(札幌大学)が、女子ダブルスでは相良美寿希・山田愛里(札幌国際大学)がそれぞれ栄冠に輝いた。
女子団体、女子シングルス優勝の須藤未羽(札幌大学)コメント
シングルス・団体優勝、ダブルス3位と好成績だった試合を振り返って
練習時間が減っていて、調子も悪かったんですけど、団体戦はみんなが頑張ってくれてました。私も4年生として1本も落とさなかったので大きなことだったなと思います。
(荻野晶と組んだ)ダブルスは、相方とは3ヵ月くらい練習できていなくて、でも3位になれたのはこれまで一緒に戦ってきて意思疎通できたものがあったのかなと。
シングルスは後輩には絶対負けたくなかったので、優勝できて良かったと思います。
練習があまりできていなかったのはコロナの関係?
コロナの影響がすごくあって、体育館の人数制限ができて一度に15人しか使えなくなりました。
さらに関係者以外は入れなかったり、いつもより1時間練習時間が減ったりしました。(人数制限があるので)ダブルスのパートナーがいないときもたくさんあったし大変でした。
練習面での工夫は?
練習している以外にトレーニングなどをして、体力を落とさないように心掛けて、2時間しかない練習をいかに濃くするかを考えてやっていました。
4年生として臨む学生生活最後の一年について
3年生のときはコロナで大会が全部なくなってしまって、モチベーションを保つのもすごく難しかったし、これからはいきなり最後の大会ばかりになっていく。
私はこれまで団体戦でも使ってもらっているので、後輩たちには結果や経験でかっこいいところを見せていきたいです。全部優勝して結果で示したい。
今後の意気込み
卒業後は地元に帰ってそこでは卓球ができる環境があまりないので、本格的に卓球をできるのは最後になります。絶対に後悔はしたくないので、練習できない中でも努力して、全部優勝したいです。
各種目結果
男子団体
写真:男子団体優勝メンバーの伊藤楓真(札幌大学)/提供:札幌大学
優勝:札幌大学A(斎藤怜吏・真野悠・伊藤楓真・平岡稜真)
準優勝:札幌国際大学A(鎌田晃徳・国田広也・中野鴻・松岡優斗・清水祥喜)
女子団体
優勝:札幌大学B(又村亜美・於本虹音・須藤未羽・相澤和花)
準優勝:札幌国際大学A(庄司悠日・筒井彩月・小野寺美羽・杉山晴菜・藤谷祐美)
男子シングルス
優勝:国田広也(札幌国際大学)
準優勝:斎藤怜吏(札幌大学)
女子シングルス
優勝:須藤未羽(札幌大学)
準優勝:山田愛里(札幌国際大学)
男子ダブルス
写真:男子ダブルス優勝の斎藤怜吏(写真右)・平岡稜真(札幌大学)/提供:札幌大学
優勝:斎藤怜吏・平岡稜真(札幌大学)
準優勝:国田広也・清水祥喜(札幌国際大学)
女子ダブルス
優勝:相良美寿希・山田愛里(札幌国際大学)
準優勝:奥山瑚々・中村璃子(札幌大学)
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