札幌大・松野蘭が単1位通過「今回やっと良い結果が出て良かった」<卓球・全日学北海道予選女子> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松野蘭(札幌大学)/提供:札幌大学

大会報道 札幌大・松野蘭が単1位通過「今回やっと良い結果が出て良かった」<卓球・全日学北海道予選女子>

2022.08.24

文:ラリーズ編集部

<第88回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)北海道予選 8月13日(土)、14日(日) 会場:札幌市南区体育館>

8月13日、14日で第88回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)北海道予選が行われた。女子シングルスは松野蘭(札幌大学)、女子ダブルスは杉山晴菜・髙リノカ(札幌国際大学)がそれぞれ優勝を飾った。

女子シングルスはトーナメントの結果8名、女子ダブルスは予選リーグのあと順位決定リーグを行い4ぺアが予選を通過した。

予選通過者一覧は以下の通り。

女子シングルス予選通過者


写真:藤崎茉耶(写真右)・松野蘭(札幌大学)/提供:札幌大学

1位 松野蘭(札幌大学)
2位 藤崎茉耶(札幌大学)
3位 髙リノカ(札幌国際大学)、杉山晴菜(札幌国際大学)


写真:杉山晴菜(札幌国際大学) 写真は2022年インカレ時/撮影:ラリーズ編集部

ベスト8:小野寺美羽(札幌国際大学)、奥山瑚々(札幌大学)、鈴木亜依(札幌大学)、市嶋ほのみ(札幌大学)


写真:奥山瑚々(札幌大学)/提供:札幌大学

女子ダブルス予選通過ペア

杉山晴菜・髙リノカ(札幌国際大学)
小野寺美羽・津曲美穂(札幌国際大学)
鈴木亜依・松野蘭(札幌大学)
小川杏・齋藤優空(札幌大学)

通過選手のコメント

今回は、女子シングルス優勝・女子ダブルス3位の松野蘭(札幌大学1年・駒大苫小牧高校出身)、女子シングルス2位の藤崎茉耶(札幌大学2年・明徳義塾高校出身)、女子ダブルスベスト4の小川杏(札幌大学1年・函館大妻高校出身)・齋藤優空(札幌大学1年・札幌龍谷学園高校出身)に話を聞いた。

松野蘭(札幌大学1年・駒大苫小牧高校出身)コメント


写真:松野蘭(札幌大学)/提供:札幌大学

大学に入ってから、1度ダブルス2位になった以外は最初の方で負けていて、なかなか良い結果が出せていなかったので、今回やっと良い結果が出て、良かったです。

大学は高校のときとは違って、付きっきりで指導してくれる方はいないので、自分で考えて卓球する必要があり、少し自分の卓球を見失って迷走していました。

駒大苫小牧高校のときのコーチが、自分の卓球をよく理解してくれているので、札幌大学から高校に練習に行ったときに卓球を見てもらったり、自分の練習中の動画送ってみてもらったりして、少しずつ自分の卓球を取り戻すことができたと思います。


写真:女子シングルス決勝で戦う松野蘭(札幌大学)/提供:札幌大学

今大会に向けては、どういう相手と戦うかを考えて練習相手を決めたり、他校の選手の対策も皆で話し合ったりして試合に臨めました。札幌大学卓球部は雰囲気が良くて、そういう風に先輩後輩関係なく話しやすいところがすごく良いなと思っています。

シングルスの全国大会は高校2年生の全日本ジュニア以来なのですが、まずは初戦を突破を目標に頑張りたいです。

藤崎茉耶(札幌大学2年・明徳義塾高校出身)コメント


写真:藤崎茉耶(札幌大学)/提供:札幌大学

ダブルスでは、リーグ戦敗退で代表権を獲れず、悔しい思いでした。パートナー(市嶋ほのみ)とはその日の夜にしっかり話し合って、すっきりしてから翌日のシングルスに臨みました。

シングルス1回戦の相手が強敵だったんですが棄権していて、結果的には札幌大学の1個下の後輩に勝って代表権を得ることができました。

準決勝の相手も第2シードで、自信はなかったのですが向かっていこうと思って戦いました。第2シードの選手には、代表決定戦で同期の中村(璃子)が負けていたので、中村に「絶対勝ってくるんで」と言って台に立って、勝つことができました。

ずっと1回戦負けばかりで悩んでたんですけど、春季大会が終わってからラバーを戻して感覚が良くなってきて、全日学予選の前にあった市民大会でも優勝して、自信をつけて今大会に臨めたのが2位まで行けた要因だと思います。


写真:藤崎茉耶(札幌大学)/提供:札幌大学

最近はチーム全体としても負け続けていたのですが、札幌大谷高校や駒大苫小牧高校などの強豪校に練習に行かせてもらい、そこでの練習で自分たちでどうしたら勝てるかなどお互い声掛けして考えてきた成果が出たと思います。

本戦では格上が多いので、今大会のように向かっていく気持ちで1試合でも多く戦いたいと思っています。

齋藤優空(札幌大学1年・札幌龍谷学園高校出身)コメント


写真:札幌大学女子ダブルス通過メンバー 左から齋藤優空、小川杏、鈴木亜依、松野蘭/提供:札幌大学

ダブルスで全国行けるのはとても嬉しく思っています。組み合わせが出たときに、頑張れば全国にいけるチャンスがあるんじゃないかと思って練習してきて、結果が出て嬉しいです。

試合中、ミスしたり落ち込んだりしてたらパートナーの小川さんがすごい励ましてくれて、何とか勝つことができました。


写真:齋藤優空(札幌大学)/提供:札幌大学

高校のときにまだ卓球頑張りたいなと思って、強い人がたくさんいる札幌大学ならもっと強くなれると思い進学して、今回全日学に出られました。先輩もすごくフレンドリーで馴染みやすい雰囲気を作ってくれて、とてもやりやすいです。本戦ではまず1勝を目指します。

小川杏(札幌大学1年・函館大妻高校出身)コメント


写真:小川杏(札幌大学)/提供:札幌大学

シングルスももちろん全国に行きたかったんですけど、「ダブルスの方がチャンスあるよね」って話をしていて、ダブルスの方が2人で力を入れて対策もしてきたので、結果に繋がってよかったと思います。

リーグ戦初戦の同士討ちから2-2の0-4、リーグ3試合目も0-2でマッチポイントとられてからの逆転だったので、ギリギリでした。負けかけていたときにずっとパートナーの齋藤さんが落ち込んでいて、私が「大丈夫だって!ミスっても良いから振ろう!」と励ますしかなかったです(笑)。


写真:小川杏(札幌大学)/提供:札幌大学

団体ではなく、個人戦ということで自分で勝って代表を獲れたのも嬉しいですし、個人戦の全国はカデットぶりとかなので、親にも全国行けたのを報告できてよかったです。

高校よりも練習量は少なくなったんですけど、札幌大学はレベルが高く、常に質が高い練習ができているなと思います。本戦ではまず1勝を目標に頑張ります。

【動画】インカレでの札幌大学卓球部

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