大会報道 【卓球】エリアカ女子が活躍、全日本団体制す 最年少記録更新<平成30年度全日本卓球選手権大会(団体の部)女子結果>
2018.10.15
文:ラリーズ編集部
*写真は長崎美柚(JOCエリートアカデミー/木下アビエル神奈川)
<平成30年度全日本卓球選手権大会(団体の部) 2018年10月12日〜14日>
14日、今月12日から開幕した全日本卓球選手権大会(団体の部)がクライマックスを迎え、男女準決勝〜決勝が行われた。全日本選手権大会団体の部は今年度実施された全日本実業団選手権、日本リーグ前期、全日本大学総合(団体)、全国高校選手権の上位チーム他、地元茨城県選抜チーム、そしてジュニアナショナルチームを加えた男女12チームで行われる大会だ。
女子決勝は史上最年少優勝を狙うジュニアナショナルチームと、2年ぶりの優勝をかけて戦う中国電力の対戦となった。ジュニアナショナルチームは高校1年生、2018年世界卓球(団体戦)代表の長崎美柚(10月度世界ランキング39位・16歳)=JOCエリートアカデミー/木下アビエル神奈川=と、史上最年少Tリーガー・木原美悠(同81位・14歳)=JOCエリートアカデミー/木下アビエル神奈川=、その木原のライバル・大藤沙月(同58位・14歳)=ミキハウスJSC=という日本女子の未来を背負う3選手が出場。
対する中国電力は第73回国民体育大会準優勝メンバーである成本綾海、宋恵佳など、日本リーグのトップメンバーで挑んだ。
試合は1番手、大藤が?田美佳にゲームカウント2-1から逆転負けを喫し中国電力に先制点が入ると、ジュニアナショナルチームのエース・長崎が成本にゲームカウント3-1で勝利しイーブンに戻す。しかし重要な3番手、木原が宋にゲームカウント1-3で負け、ジュニアナショナルチームは後がなくなった。4番手には再びエースの長崎が登場し、?田と対戦。ゲームカウント1-2と絶体絶命のピンチに立たされるも、国際試合の経験豊富な長崎は勝負強く逆転勝利を飾った。この勝利で勢いに乗ったか、大藤が成本を下し、見事ジュニアナショナルチームが大激戦を制し、史上最年少で優勝を飾った。
ジュニアナショナルチームメンバーの3人は、12月初旬に開催される世界ジュニア選手権の代表でもある。2016年以来2年ぶりの団体優勝(2016年は平野美宇、伊藤美誠、早田ひな、加藤美優がメンバー)に期待がかかる。
全日本卓球選手権大会(団体の部) 女子決勝結果
ジュニアナショナルチーム 3-2 中国電力
大藤沙月 2-3 ◯?田美佳
11-3/9-11/11-4/7-11/10-12
◯長崎美柚 3-1 成本 綾海
12-10/11-6/10-12/11-4
木原美悠 1-3 ◯宋恵佳
11-8/4-11/10-12/9-11
◯長崎美柚 3-2 ?田美佳
7-11/11-8/8-11/11-9/11-9
◯大藤沙月 3-1 成本 綾海
11-8/11-5/7-11/11-6
全日本卓球選手権大会(団体の部) 女子最終結果
<優勝>
ジュニアナショナルチーム
<準優勝>
中国電力
<ベスト4>
サンリツ、遊学館高校