貝塚第二中、大阪対決制し初優勝 3連覇中の四天王寺を撃破<全中女子団体決勝> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:貝塚第二中/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 貝塚第二中、大阪対決制し初優勝 3連覇中の四天王寺を撃破<全中女子団体決勝>

2021.08.25

文:ラリーズ編集部

<第52回全国中学校卓球大会 日時:8月24日~26日 場所:日環アリーナ栃木>

25日、全国中学校卓球大会は2日目を迎え、女子団体の決勝戦が行われた。貝塚第二(大阪)が四天王寺(大阪)に3-1で勝利し、初優勝を飾った。

決勝


写真:竹谷美涼(貝塚第二)/撮影:ラリーズ編集部

大阪対決となった決勝戦では、1番で竹谷美涼(貝塚第二)が取ると2番の上澤杏音(貝塚第二)がマッチポイントを握られながらも逆転でフルゲームを制し、貝塚第二が初優勝に王手をかけた。しかし、四天王寺もダブルスで兼吉優花/萩原怜奈ペアが勝利し食らいつく。


写真:上澤杏音(貝塚第二)/撮影:ラリーズ編集部

4番でも四天王寺の勢いに貝塚第二が飲まれるかと思われたが、篠原夢空(貝塚第二)が伊藤詩菜に3-0のストレートで勝利し、大阪対決は貝塚第二に軍配が上がった。

貝塚第二が四天王寺の4連覇を阻止し、初優勝を飾った。

貝塚第二中学校 監督・近藤功成氏コメント

初優勝を果たした、今のお気持ちは

直前に、皆川(顕一)さんから交代して代理という形でさせてもらって、保護者の方はもちろん、日頃から支えてもらっている日本生命さんのコーチ・スタッフの方々、すべての人たちに感謝の気持ちでいっぽいです。

春の選抜は優勝、近畿ブロック大会は四天王寺に負けていた。今回はどんな意気込みで臨みましたか?

皆川さんが日頃からどうやったら選手が成長するかを考えてやってくださっていたことを、選手も私も信じて、この場に来られなかった皆川さんや保護者の方の分も全力で出し切ろうと、選手には言ってきました。やってきたことを信じて、挑戦者の気持ちで臨みました。

オーダーの狙いは

村上監督と一緒にベンチに入らせてもらって、(四天王寺は)高森選手が出てくると思っていたので、竹谷選手と一年生対決で勝負だと。うちの2番で出た上澤選手は、ここ地元・栃木の開催ということで、期待も込めて、本人は大阪府大会・近畿大会と団体戦ではいいプレーができなかったと言っていたので、ここで悔しさを晴らしてくれたなと思います。

決勝戦でも、選手たちが生き生きとした表情で戦っていました

村上監督の思想ですよね。選手が一番。卓球をやってることに幸せを感じてほしいっていうのは、日頃からおっしゃっていることなので、選手たちがそれを体現できた団体戦だったのかなと思います。

結果

四天王寺 1-3 貝塚第二〇

高森愛央 2-3 竹谷美涼〇
山本真愛 2-3 上澤杏音〇
〇兼吉優花/萩原怜奈 3-0 樋浦光/倉嶋杏奈
伊藤詩菜 0-3 篠原夢空〇
青木咲智 1-0 吉本はな

成績

第1位 貝塚第二(大阪)
第2位 四天王寺(大阪)
第3位 横浜隼人(神奈川)、益田(島根)

全国中学校卓球大会とは?

「全中」と呼ばれることが多い全国中学校卓球大会は、大学生の全日学(インカレ)、高校生の高校総体(インターハイ)と並んで学生卓球の頂点を決める大会である。

試合は男女団体と男女シングルスの計4種目で行われる。団体は6人で、4シングルスと1ダブルスで重複ができないシステムとなっている。出場可能な選手は各ブロックの代表チームや選手に加え、開催地代表枠と、日本卓球協会の推薦枠が存在する。

歴代優勝者一覧

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