文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>
11日、オーストラリアオープン・男子シングルスの決勝トーナメントに張本智和(7月世界ランキング4位・木下グループ)が登場。王楚欽(ワンチューチン・同71位・中国)と対戦した。両者は韓国オープンの準々決勝でも対戦しており、その際は2-4で張本が敗れている。
第1ゲーム、張本が韓国OPの反省を活かし、王楚欽のフォアを狙いリードを奪う。しかし張本は王楚欽に逆転され、第1ゲームを落としてしまう。第2ゲームからは王楚欽の勢いに押され、張本はゲームカウント0-4のストレートで敗れた。
試合後に張本は「いい準備をして臨み、1ゲーム目リードできたが、そのゲームを取り切れなかったのが最後まで自分に影響した。2ゲーム目からは相手に余裕を持たれていた」とリードした1ゲーム目を落としたことを悔やんだ。
「メンタルの問題でなく、技術のレベルが違った。コースを考えたがそれだけでは通用しない。相手は決めきるボールはあるが、こっちは決めきるボールがなかった。技術や戦術が足りないなと感じた」と王楚欽との差についても言及した。
張本は「次の試合までにもっと練習して技術を上げるしかない」とコメント。次戦、張本は7月18日よりマレーシア・ジョホールバルで行われるT2ダイヤモンドに参戦する。強敵揃いの大会で張本はどのような戦いを見せるのか。まだまだ成長途上の16歳・張本智和のプレーに注目だ。
詳細スコア
写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
張本智和 0-4 〇王楚欽(中国)
10-12/6-11/4-11/6-11