文:ラリーズ編集部
<ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2019年9月15日~22日>
18日、アジア卓球選手権大会は4日目を迎えた。男子団体準決勝に日本チームが登場し、王者・中国と対戦した。序盤から声を出すなど気合十分の中国に対し、日本は各ゲーム接戦を演じるも及ばず、0-3で敗れベスト4となった。
>>プレイしている時間は2割。残りの8割は「掛け声」「表情」を見るべし
日本の前に立ちはだかる中国
1番で張本智和(9月世界ランキング5位・木下グループ)が、許昕(シュシン・同1位)との試合に臨んだ。幸先よく1ゲーム目を先取するも、そこから3ゲームを連取され、ゲームカウント1-3で敗れた。
2番に登場したのは吉村真晴(同60位・名古屋ダイハツ)。中国・樊振東(ファンジェンドン・同2位)と対戦した。1ゲーム目、サーブを有効に使った吉村真晴が先に9点目を取りリードを奪うも、逆転でゲームを落としてしまう。
2ゲーム目も吉村真晴は序盤リード。しかし、樊振東の落ち着いた追い上げに屈しゲームを落とす。続く3ゲーム目も樊振東の勢いを止められず、ゲームカウント0-3で吉村真晴は敗戦を喫した。
後がなくなった3番には吉村和弘(同34位・東京アート)が登場した。吉村兄弟の弟だ。兄・真晴が敗れた後の悪い流れを変えるべく、梁靖崑(リャンジンクン・同8位)との試合に臨んだ。両者は7月の韓国オープンで対戦しており、その際は2-4で吉村和弘が敗れている。
1ゲーム目を落とし迎えた2ゲーム目。デュースにもつれ込むも、あと1本が遠く吉村和弘はゲームを奪えない。そのまま3ゲーム目も落とし、ゲームカウント0-3で敗れた。
日本は張本が許昕に1ゲームを奪ったのみと、中国との力の差を見せつけられる結果となった。
団体は日本男子ベスト4、日本女子準優勝という結果となったが、まだ個人戦が残っている。2017年女子シングルス優勝の平野美宇のような日本勢上位進出なるか注目だ。
>>「真晴の弟」からの脱却。諦めない男、和弘が突き進む「卓球道」【吉村和弘インタビュー#3】
男子団体準決勝詳細スコア
日本 0-3 中国
張本智和 1-3 〇許昕
11-5/7-11/8-11/10-12
吉村真晴 0-3 〇樊振東
11-13/8-11/6-11
吉村和弘 0-3 〇梁靖崑
6-11/12-14/1-11