張本智和と丹羽孝希、悲願のメダル獲得目指す<卓球・2019男子ワールドカップ見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:T2ダイヤモンドシンガポール大会の張本智和(写真左)と丹羽孝希(写真右)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本智和と丹羽孝希、悲願のメダル獲得目指す<卓球・2019男子ワールドカップ見どころ>

2019.11.29

文:ラリーズ編集部

<2019男子ワールドカップ(成都) 2019年11月29日~12月1日>

日本勢の躍進が目立ったT2ダイヤモンドシンガポール大会の興奮冷めやらぬ中、29日から男子ワールドカップが開幕する。各大陸の王者が参加するということもあり、今大会の参加者は世界ランキングトップクラスの選手ばかりだ。今回は、そんな男子ワールドカップの見どころを紹介する。

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張本、丹羽は表彰台に上がれるか


写真:2019チームワールドカップの張本智和/提供:ittfworld

日本からは、張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)の2名が出場する。

両者は昨年の男子ワールドカップにも出場している。張本は準々決勝でティモ・ボル(ドイツ)に、丹羽は林高遠(リンガオユエン・中国)に敗れて、共にベスト8。世界から実力者が集う大会とはいえ、悔しい結果に終わってしまった。それだけに、今大会にかける思いは強いだろう。

張本はT2ダイヤモンドの試合後「今回(T2ダイヤモンド)のようにベスト4には必ず入りたい。ワールドカップは3位に。しっかり目標を持って頑張りたい」と気合十分のコメント。丹羽も「代表争いに関係なくワールドカップは大きな大会なので、自己最高のベスト4、そして(日本男子過去最高の)3位を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。

各大陸の王者と世界トップレベルの選手が集う中、張本と丹羽は今大会どこまで勝ち進めるのか。

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世界のトップ選手が集結

2018年度男子ワールドカップ王者 樊振東


写真:2019オーストリアOPの樊振東/提供:ittfworld

樊振東(ファンジェンドン・中国)はアジア王者として参戦する。今シーズンのワールドツアーでは、安定して上位に進むものの優勝には至らず、もどかしい期間を過ごした樊振東だったが、ついに10月のドイツオープンで今シーズンツアー初優勝を成し遂げた。そこから11月のオーストリアオープンでも優勝し、ワールドツアー2大会連続優勝を果たした。現在の世界ランキングは、他の中国トップ選手を抑えて堂々の1位。好調を維持して、目指すはもちろん、ワールドカップ連覇だ。

2019年世界選手権王者 馬龍


写真:2019チームワールドカップの馬龍/提供:ittfworld

馬龍(マロン・中国)は世界王者として今大会に参加する。昨シーズンの怪我の影響もあり、今シーズンは出場大会がかなり少ない中でも、世界選手権男子シングルス優勝カタールオープン優勝中国オープン優勝と、出場した大会ではしっかりと結果を残している。間違いなく、今大会の優勝候補の一人だ。

T2ダイヤモンド2大会連続決勝進出 林昀儒


写真:T2ダイヤモンドシンガポール大会の林昀儒/撮影:ラリーズ編集部

林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)は今シーズン大ブレイクした若手選手の一人だ。3月のカタールオープンベスト8を皮切りに、7月のT2ダイヤモンドマレーシア大会優勝、8月のチェコオープン優勝と、シニアの大会でタイトルを手にし、今や世界のトップ選手の1人となった。T2ダイヤモンドシンガポール大会では決勝で敗れ、優勝はならなかったものの、準決勝で林高遠をストレートで倒した試合は見事の一言だった。今大会ではどこまで勝ち進むのか、注目だ。

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